花王が新たに開発した画期的な洗浄技術
花王株式会社のスキンビューティ第2研究所は、トロメタミンを活用した独自の「角栓崩壊洗浄技術」に、最新の親水性ミクロパウダーを組み合わせた新しい洗浄技術を開発しました。この技術により、従来の洗顔法では除去が難しかった毛穴の奥深くに詰まった角栓までも取り除くことが可能になります。
技術の解説
「角栓崩壊洗浄技術」では、トロメタミンによって固く詰まった角栓をほぐし、その後、親水性ミクロパウダーが角栓の分散を促します。トロメタミンの働きにより、角栓がしっかりと分解され、毛穴の内部までしっかりと作用することができます。このアプローチにより、洗顔時に毛穴の黒ずみが目立たなくなる新しい洗浄メソッドが提案されています。
調査結果
新技術を用いた評価実験の結果、洗顔後に毛穴部分が深くなる現象が観察されました。これは毛穴の奥に詰まっていた角栓が除去されていることを示しています。加えて、花王は過去の調査において、角栓がニキビや肌のくすみと関係していることを発見しています。特に、40代以降の人々において角栓の形成が著しくなる傾向が見られ、広範囲な世代において角栓ケアの必要性が強調されます。
開発の背景
角栓は、特に鼻の周りやほお、額など皮脂の分泌が盛んな部分に形成されるため、従来の洗顔法では取りきれないことが多いのが現状です。花王は2017年に、固くなった角栓をほぐす「角栓崩壊洗浄技術」を開発し、さらなる改善を目指してきました。この新技術の実現には、多くの化粧品成分の研究が活かされています。
具体的な洗浄効果の実証
花王は、実際の製品での洗浄効果も検証しました。20~40代の男女を対象とした単回洗顔試験では、洗顔前後で角栓の面積が約2割も減少したことが確認されました。この結果に加え、毛穴の深さが実際に変化した様子も確認され、毛穴の黒ずみ汚れに対する新しいケアの可能性が示唆されています。
今後の展望
花王は、今後もこの洗浄技術を発展させ、毛穴の悩みを抱える多くの人々に寄り添った製品開発に取り組んでいく予定です。生活者にとってのスキンケアの新たなアプローチとして、今後の展開が期待されます。
まとめ
トロメタミンと親水性ミクロパウダーの組み合わせによって、花王は角栓の奥深くにある汚れまでも効果的に除去する洗浄技術を開発しました。これにより、より効率的な黒ずみケアが期待できるようになり、その効果は幅広い世代に対して恩恵をもたらすでしょう。今後のさらなる技術革新に期待が寄せられています。