TMS治療の新成果
2025-06-24 16:50:07

発達障害特性による生きづらさ改善に向けたTMS治療の新たな研究成果

発達障害特性に対するTMS治療の新たな成果



2025年6月12日から14日にかけて、アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴで開催された第13回CTMSS(臨床TMS学会)年次総会において、ブレインクリニック新宿院の院長である松尾佳司医師が「発達障害特性による生きづらさに対するTMS治療効果」について学術発表を行いました。この発表は、多くの医療従事者や研究者の関心を集め、発達障害を持つ方々の新しい治療法としての可能性を示しています。

発表内容の概要



松尾医師の研究は、約5,000名の発達障害特性を抱える患者に対するもので、反復経頭蓋磁気刺激(TMS)を用いた治療の効果が検証されました。この研究では、優位半球DLPFC(背外側前頭前野)への低頻度刺激(r-TMS)と、非優位半球DLPFCへの高頻度刺激(i-TBS)を効果的に組み合わせることで、発達障害特性からくる生きづらさを軽減できることが示されました。

研究結果によれば、治療を受けた患者の約8~9割が反芻思考の軽減や気分の切り替えの改善を報告し、これにより生きづらさが大幅に解消されました。また、副作用の頻度も少なく、軽度の頭痛やめまいが見られたものの、全身性けいれんなどの深刻な副作用は確認されませんでした。このことから、松尾医師はTMSの有効性と安全性を実証し、発達障害特性に悩む人々にとっての新たな治療オプションを提供できる可能性を示しました。

CTMSS年次総会の意義



CTMSS(臨床TMS学会)は、世界中から医療従事者や研究者が集まり、最新の研究成果や治療法について共有する貴重な場です。松尾医師の発表は、特に精神医学や児童精神医学の分野で注目を浴び、発達障害に関する新たな知見を提供しました。今後もブレインクリニックは、TMSの研究を進め、患者に対する最適な治療を追求していく方針です。

ブレインクリニックの取り組み



ブレインクリニックは、新宿と東京に位置するTMSに特化した精神科クリニックで、最新のQEEG検査を用いて患者の状態を診断し、当日からのTMS治療を可能にしています。土日祝日でも予約を受け付けており、患者のニーズに対応しています。松尾医師の研究成果は、より多くの方々が快適な生活を取り戻すための一助となることが期待されています。

ブレインクリニックは、発達障害特性に寄与する新たな治療法を提供することで、患者のQOL(生活の質)向上に努めています。今後の研究においても、さらなる進展が期待されるところです。


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医療法人社団紫穏会
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東京都中央区日本橋2丁目2番2号マルヒロ日本橋ビル5F
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