医療業界の洗浄品質を向上させる新しい取り組みについて

医療業界の洗浄品質を向上させる新しい取り組み

医療現場において、器具の洗浄不良が引き起こす事故が多発している昨今、品質管理の重要性がかつてないほど高まっています。この問題に対処するため、サラヤ株式会社とSALWAYが協力し、「洗浄工程インジケータ」の普及を進めています。この新しい製品は、医療機器の洗浄工程の適正性を客観的に評価できる機能を有しており、感染対策の強化に寄与することが期待されています。

「洗浄工程インジケータ」の特徴

「洗浄工程インジケータ」は、医療器具の洗浄プロセスが正しく行われているかを確認するための製品です。すでに多くの医療機関で導入されており、患者や医療スタッフの安全確保に貢献しています。このインジケータは、ウォッシャーディスインフェクターや洗浄プログラムに適した製品を5種類から選べるため、業界で唯一の存在です。

また、スプレーアームの不具合や誤ったプログラムの選択をリアルタイムで検知できるため、洗浄管理が一層効率的になります。さらには、マルチモデルは複数のプログラムを1つのインジケータでモニタリングできる機能を持っています。

サラヤの取り組み

サラヤは自社の洗浄評価サービスを通じて、定期的に洗浄品質の確認を行っていますが、今回の協業により、SALWAYの提供する製品を販売網に取り入れることで、洗浄機を使用する際の行程確認が可能になります。この新しい取り組みによって、医療現場における洗浄工程の品質向上とその定着を目指します。

両社は、各社の強みを活かし続け、医療現場での洗浄・再生処理業務の質を高め、安全で信頼性の高い医療環境の構築に貢献することを誓います。