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伯東株式会社が発表した人的資本投資施策

伯東株式会社は、社員の成長を企業の成長と位置づけ、様々な人的資本への投資策を決定しました。この施策では、今後の給与改善やダイバーシティの強化、さらには新しいプログラムの導入が含まれています。

1. ベースアップと初任給の引き上げ

伯東株式会社は、2022年度の人事制度改定に基づき、社員のエンゲージメント向上を図ってきました。今般、急激な物価上昇を考慮し、来期実施予定の正社員平均7.3%のベースアップを10月から前倒しして実施します。これにより、すでに行われた定期昇給と合わせ、当期の正社員平均昇給率は9.8%に達します。また、少子高齢化が進行する中で新卒採用を強化するため、初任給を月額30万円台に引き上げ、大卒・大学院卒の新入社員にも適用します。

2. ウィメンズカレッジの設立

企業内での女性の活躍を促進するために、伯東は「伯東ウィメンズカレッジ」を設立します。このプログラムは、毎年10名程度の女性非管理職者が選ばれ、一年間にわたって専門的なカリキュラムを受講します。その目的は、将来の女性管理職の育成と職域の拡大にあります。2030年度には女性管理職比率20%を目指し、男女の賃金格差を80%削減する目標を掲げています。

3. デジタル人材の育成

市場環境の急速な変化に対応するため、デジタル技術の活用が必須となっています。伯東ではデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進し、全社員を対象に独自のデジタル人材育成プログラムを提供する計画です。これにより、企業全体のデジタルスキルを向上させ、競争力を高める狙いがあります。

企業の目指す未来

伯東株式会社は1953年の創業以来、技術商社としての役割を果たしつつ、工業薬品の製造にも注力しています。企業の理念は「人と技術と自然環境の共存」であり、先進的な技術を駆使して社会に貢献することを目指しています。この新たな施策もその一環として位置づけられています。

新しい取り組みを通じて、伯東は社員一人ひとりの成長を支援し、より良い社会の実現を目指します。

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