地域社会を守る「油を断つ」キャンペーンが10月にスタート

「油・断・快適！下水道」キャンペーンとは？

東京都の下水道局が実施する「油・断・快適！下水道」キャンペーンは、私たちの生活習慣に深く根ざした問題に立ち向かう取り組みです。台所から流れ出る油が、下水道管の詰まりや悪臭の原因となることはあまり意識されていません。しかし、この問題に真剣に取り組むことで、地域の環境を保護し、快適な生活空間を提供することができます。

キャンペーンの背景と目的

キャンペーンは、毎年10月に強化月間として実施されます。この時期は気温が低下し、油が固まりやすくなるため、特に注意が必要です。下水道局では、「油を流さない。暮らしのいい習慣。」というスローガンのもと、下水道に油を流さないための普及活動を行っています。

今年で取組開始から25年が経過し、さらに多くの人々にこの活動の重要性を伝えることが目標です。市民や事業者に対して、油を適切に処理することの必要性を訴えかけています。

キックオフイベントの詳細

キャンペーンのスタートを記念して、令和7年10月1日（水曜日）には「アーバンドックららぽーと豊洲」でキックオフイベントが開催されます。このイベントでは、トークセッションや家庭で実践できる簡単な油処理方法のデモンストレーションが行われます。特に、子どもたちに大人気の「でまえ授業」をも取り入れ、楽しく学びながら油の処理方法を理解してもらうプログラムが用意されています。

イベントへの参加は無料で、先着でオリジナルトートバッグのプレゼントもあるので、ぜひ足を運んでみてください。

地域イベントのラウンドアップ

強化月間中は、下水道局の各事務所や地域のフェスティバルでの出展が行われ、職員がやさしく油処理の重要性を説明します。いくつかの主要なイベントが予定されており、参加者には具体的な知識を提供します。

例として、10月1日には芝浦水再生センターでのシンポジウム、10月4日から5日には墨田区のこどもまつりでのPRなどが行われます。さらに、SNSやWEB媒体を通じた広報活動も強化し、キャッチフレーズ「下水道スマイル」で多くの人々にメッセージを届けていきます。