舞台『ツァディク』初演
2024-11-06 23:38:54

和太鼓と演劇で描く旧約聖書の物語『ツァディク』が名古屋で初演

驚異の舞台『ツァディク』



名古屋市千種文化小劇場で2025年1月に、和太鼓と演劇を融合させた新作『ツァディク』が世界初演されます。演出は注目の神谷俊一郎氏が担当。この作品は旧約聖書に登場するカインとアベルの物語を新しい視点で語り、誰もが共感できるように展開されることが期待されています。

旧約聖書の深いテーマ



『ツァディク』は、人類最初の殺人とされるカインの物語を題材にしています。これにより、善悪の境界を超え、「正しさ」とは何かという問いが観客に投げかけられます。演出の神谷氏は、過去の物語を通じて現代人が抱える感情や葛藤を描くことで、観客が何を正しいと感じるのかを考えるきっかけを提供したいと語ります。

和太鼓の音楽表現



舞台は、和太鼓を中心に構成されています。通常の演技に音楽を重ねることで、より感情が伝わる表現が可能になります。音楽監督には、舞台音楽に定評のある棚川寛子氏を迎え、シンプルなメロディながら力強いメッセージを伝えるスタイルが特徴です。

地域のアーティストが集結



『ツァディク』には、東海地方の多くの才能が集まります。特に、SPACに所属する俳優たちと、和太鼓演奏者たちが一緒に作り上げる新たなパフォーマンス様式は、新しい観劇体験を提供することでしょう。

神谷俊一郎のビジョン



演出家の神谷俊一郎氏は、古代ユダヤの文化と日本の伝統に共通する要素に魅力を感じており、そのつながりを舞台で表現することに情熱を注いでいます。彼は、和太鼓を用いて旧約聖書のストーリーを描くことは自然な選択だと述べており、観客が物語に深く浸ることができる環境を整えています。

特別支援活動にも力



神谷氏は、特別支援学校や医療少年院などの施設でもワークショップを行い、舞台芸術にふれる機会を提供しています。これにより、舞台の魅力を多くの人々に伝えようとする姿勢が伺えます。

チケット情報



『ツァディク』の公演は2025年1月25日、26日、名古屋市千種文化小劇場で行われます。チケットは全席指定で、S席が6,000円、A席が5,000円です。販売はカンフェティなどで行われます。

公演詳細


  • - 日程:2025年1月25日(土)14時、18時、26日(日)11時
  • - 場所:名古屋市千種文化小劇場(ちくさ座)
  • - 主催:まといの会
  • - 協賛:浅野太鼓楽器店

この機会にぜひ、和太鼓と演劇の新たな可能性を発見してみてはいかがでしょうか。古代の物語が、どのように心に響くかを体験することができるでしょう。


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