上羽絵惣の魅力
2025-11-24 08:19:24

冨永愛が探る日本最古の絵の具、上羽絵惣の魅力と伝統の未来

冨永愛が訪れた伝統の絵の具店、上羽絵惣



毎週水曜日の夜10時から放送の「冨永愛の伝統to未来」で、モデルの冨永愛が日本最古の絵の具店「上羽絵惣」を訪れました。京都の地で創業し、270年以上の歴史を持つこの絵の具店は、江戸時代まで遡る伝統的な技術を受け継いでいます。

上羽絵惣の歴史と特徴



上羽絵惣は、江戸時代後期に設立され、当時の著名な絵師たちが使用していたことでも知られています。花鳥画で名を馳せた伊藤若沖や、屏風絵で知られる円山応挙など、数多くの作品にその色が使われていました。現在、同店では1200色以上の伝統色を取り扱い、昔ながらの技法を守り続けているだけでなく、現代の需要に応じた新しい商品開発にも力を入れています。

冨永愛は店内に足を踏み入れると、色とりどりの絵の具が並ぶ光景に魅了されました。「ラベルがかわいいですね」と語りかけながら、絵の具の入った箱には、約100年前に六代目が考案したトレードマーク「白狐」の美しいデザインが施されています。このデザインは、当時流行していたアール・ヌーヴォーの影響を受けたものとされ、品格を保っています。

驚きの「胡粉」作り



上羽絵惣の看板商品は「胡粉」と呼ばれる白色の絵の具です。この絵の具は、主に日本画での下塗りや色を混ぜる際に欠かせない素材です。冨永愛は、胡粉の製造過程に驚きを隠せませんでした。稲土舞夕子さんによれば、胡粉は「山のような貝殻を風化させ、10年かけて作る」とのことです。この風化工程は、牡蠣の貝殻に代わり、北海産のホタテの貝殻を使用することで実現されているといいます。

「10年前の貝が使われているとは驚きですね」と冨永は再び感心します。胡粉は、純度の高い炭酸カルシウムから作られ、手間暇をかけて完成されるため、そのクオリティに対する信頼は厚いです。

色彩の多様性と伝統の未来



また、上羽絵惣では「新彩岩絵具」と呼ばれる新たな絵の具も開発されています。一口に赤色といっても、多くのバリエーションが存在し、それぞれに独特な名前が付けられています。たとえば「新橋」という青い絵の具は、新橋芸者の好みの色からその名が付けられたことも紹介され、色の魅力が伝わります。

上羽絵惣は270年間続いてきた伝統的な絵の具製造の教室でありながら、近年、職人の高齢化や日本画を描く人々の減少が課題となっています。その中で登場したのが「胡粉ネイル」です。胡粉を使用したこのネイルは、刺激臭がなく、除光液の使用も不要なため、妊婦や病気療養中の方からも支持を受けています。

新たな取り組み



「伝統を未来へ」という理念のもと、上羽絵惣は新たな商品開発や取り組みを展開しています。これにより、日本の伝統文化を次世代に引き継ぐ役割を果たそうとしています。冨永愛はその姿勢を高く評価し、視聴者に伝えています。

「冨永愛の伝統to未来」のこのエピソードは、11月26日(水)夜10時からBS日テレで放送予定です。公式SNSではロケ中のオフショットや特別な情報も配信中ですので、ぜひチェックしてください。


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会社情報

会社名
株式会社BS日本
住所
東京都港区東新橋1−6−1日テレタワー23階
電話番号

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