新たな才能が生み出した！映画『飛べない天使』が描く幻想的な物語

最近、映画『飛べない天使』が2025年2月21日（金）にアップリンク吉祥寺で公開され、初日舞台挨拶が行われました。本作は新鋭監督、堀井綾香が手掛けた作品で、都会に生きる女性と孤独を抱える青年の不思議な関係を描いています。

舞台挨拶には主演の福地桃子と青木柚、監督の堀井綾香が登壇し、作品への思いを語り合いました。福地は撮影から2年が経過したことに触れ、「その時にしか撮れなかったものがこうして映画として残ることは素晴らしい」と語り、観客の反応を楽しみにしている様子でした。一方の青木は、特別上映の際に寄せられた反応を振り返りながら、「多くの方が『飛べない天使』に関心を持ってくださり、本公開を迎えられたことが嬉しい」とコメントしました。

堀井監督も、作品が実現した背景に多くのサポートがあったことを感謝し、思い入れの強い作品であることを強調しました。撮影時の楽しいエピソードについても語られ、特に青木の枕投げのシーンを振り返り、何度も繰り返し撮影したことを楽しい思い出として語りました。

本作『飛べない天使』のストーリーは、会社帰りの優佳（福地桃子）が、枕を抱えた聡太郎（青木柚）と出会うことから始まります。聡太郎は病院から逃げ出してきた青年で、二人の不思議な一晩の冒険が描かれています。映画の中で、二人が地図を書く重要なシーンや、ご飯を食べる幸せな瞬間が観客に印象的に映ることでしょう。

舞台挨拶では、観客それぞれが作品に触れた時の思い出を共有することの大切さにも触れられ、福地は最近の忘れられない体験を語り、初めての海外一人旅での出会いについて話しました。青木も、昔のドラマでの思い出を振り返り、初心を思い出させてくれるエピソードを披露しました。

最後に、堀井監督は「『飛べない天使』が皆さんの宝物のような作品になれば嬉しい」と観客へのメッセージを伝え、イベントは穏やかに締めくくられました。繊細かつ幻想的な世界観を持つ『飛べない天使』は、ぜひ多くの人に観てほしい作品です。劇場公開は全国で行われ、初日を飾ったアップリンク吉祥寺を皮切りに、他の劇場でも続々と上映が予定されています。各地での上映は、観客に新たな感動を届けることでしょう。