高松亜衣新シリーズ
2025-06-09 10:19:54

高松亜衣が贈る新たなクラシック音楽シリーズ「Resonance」

高松亜衣が贈る新たなクラシック音楽シリーズ「Resonance」



ヴァイオリニスト・高松亜衣が新しいクラシック音楽シリーズを始動させた。彼女を中心に構成されるこのシリーズ、《Resonance》は、純粋なクラシック音楽に焦点を当てた公演として注目を集めている。第1回目は、2025年6月13日に東京・浜離宮朝日ホールで、続いて7月5日に神戸朝日ホールで行われる。

高松亜衣は、東京藝術大学を卒業し、オリジナル曲を含むリサイタルシリーズで人気を博しているアーティスト。彼女が選んだ本シリーズの楽曲は、副題のない、本流とされるクラシック作品で構成されている。「普段は自分自身やヴァイオリンの魅力を届けることを中心にしてきましたが、今回は作曲家の思いを伝えることを目指しています。音楽の純粋な姿を楽しんでもらいたいと思います」と彼女は述べている。

選ばれた楽曲は、ヴァイオリン、チェロ、ピアノのピアノ三重奏によるもので、重層的で構造がしっかりとした作品たちだ。そのアンサンブルによる広がりは、高松にとって大きな魅力であり、今後は弦楽四重奏やピアノ五重奏にも挑戦したいと語る。「室内楽は、聴くたびに新たな発見がある深い音楽です。作曲家の思いが音符に詰まっていると感じます。」

公演のメインの曲は、19世紀に書かれたアレンスキーとブラームスのピアノ三重奏曲だ。アレンスキーの作品は、ロシアの伝統を受け継ぎつつも多様な音楽の要素を取り入れた魅力的な作品であり、高松はその「受容力」を評価する。一方、ブラームスのピアノ三重奏曲第1番は、深い構成を持ち、聴くほどに魅了される音楽だ。「ブラームスの音楽は、最初は難しく感じるかもしれませんが、じっくり聴いていくうちにその良さが分かってきます。私は、彼の音楽を“精神を整える音楽”と感じています。」

高松は今回、音楽家としての顔を持ちながらも、アンサンブルの一員としての新しい表現にも焦点を当てている。共演者であるピアニスト・黒岩航紀、チェリスト・清水陽介との時間を大切にし、その中で音楽の全体像を作り上げていく。

「このシリーズは、私がクラシック音楽を演奏する使命の表明です。作品そのものが持つ価値をしっかりと伝えていきたいです。オーディエンスには、クラシック音楽の別の面白さに気づいてもらえる場になれば嬉しいです。」

《Resonance》という名前には、奏者同士だけでなく、聴衆との共鳴も願われている。クラシック音楽の良い伝統を受け継ぐ者としての意志を携え、高松亜衣が再びクラシック音楽に向き合うこのシリーズは、彼女の音楽人生にとって非常に重要な位置を占めるだろう。

公演当日は、18:40から出演者3名によるプレトークも行われ、演奏される楽曲への思いや背景を生で聴くことができる貴重な機会だ。すでにチケットは好評発売中で、興味のある方はぜひお早めに申し込んでいただきたい。

公演詳細


  • - 出演者: 高松亜衣(ヴァイオリン)、黒岩航紀(ピアノ)、清水陽介(チェロ)
  • - プログラム: アレンスキー:ピアノ三重奏曲、ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番など
  • - 日程: 東京公演 2025年6月13日、神戸公演 2025年7月5日
  • - チケット: 一般 5,000円、U25 3,500円

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電話番号
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