パラスパレスが贈る冬のうつわ市
日本のものづくりを重視したブランド「パラスパレス」が、新たな試みとして萬古焼の特別イベントを開催します。この催事は、2024年12月12日から16日までの期間、玉川髙島屋S・C内のパラスパレス店舗で行われます。
イベント詳細
- - イベント名: パラスパレス冬のうつわ市
- - 開催地: 玉川髙島屋S・C内パラスパレス
- - 開催日時: 2024年12月12日(木)~12月16日(月) 10:00~20:00
開催背景
このイベントの開催は、ブランドの社内ミーティングから始まりました。「衣」だけでなく「食住」にもスポットを当てる取り組みを通じて、日本の美とものづくりへのこだわりを広げるためにこの企画が持ち上がりました。
デザインチームのスタッフの生家が萬古焼に携わっていることから、このテーマが選ばれたのです。
万古焼の魅力
生活必需品である焼き物は、実用性の他に美しさも兼ね備えています。日本の家庭に浸透している萬古焼は、実は約8割の土鍋がこの焼き物で作られています。長年にわたって愛用され、多くの家庭でおなじみの器や鍋となっています。
また、お茶好きにはおなじみの急須もこの焼き物の一部です。生活の一部であるため、その存在を意識せずに使っている方も多いでしょう。
今回のイベントでは、デッドストックの品々や希少価値の高い急須をはじめ、生活に溶け込む器やユーモラスな小物も豊富にラインアップされています。焼き物が好きな方も、日常使いの器を探している方も、様々なワクワクを体験できる内容が展開されます。
たとえば、笹岡基三作の環手急須は、手びねりの繊細さが感じられる逸品です。また、緑がかった独特な色合いの土鍋や、パラスパレスの商品のデザインと親和性の高い藍彫花皿など、多彩なアイテムが揃います。
さらに、人参を煮出すための専用の鍋も登場し、実用性が高いなかに趣きがあります。
直接選んだ逸品たち
デザイナーは四日市に足を運び、一つ一つ手に取って吟味した商品ばかりです。この寒い季節にぴったりな暖かい焼き物に囲まれて、心温まる体験をしてほしいと願っています。
「今回の企画を通じて、萬古焼の魅力を再発見できました。長期間倉庫に眠っていた商品たちもたくさんご用意しましたので、ぜひ手にとってみてください」と買い付け担当者は話しています。
萬古焼について
萬古焼は三重県四日市市を中心に生産される陶磁器で、「萬古不易」の言葉を受け継ぎ、長い歴史を持つ焼き物です。270年以上の技術をもとに、土と炎の中で紡がれた伝統の味わいがあります。
全国各地に広がる製品は、経済産業省からも「伝統的工芸品」として認定されるなど、その技術力は高く評価されています。
この冬、パラスパレスの視点でセレクトされた萬古焼とともに、あたたかいひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。