医療アクセス支援の未来を切り開くAmbiiとカリーファンドの出資

Ambiiとカリーファンドの出資がもたらす医療アクセスの未来

沖縄を拠点とする株式会社うむさんラボが運営するカリーファンドが、在留外国人や訪日外国人の医療アクセス改善に向けた画期的なステップを踏み出しました。本ファンドは、多言語対応の医療アクセス支援サービスを提供するAmbii株式会社に出資を実施し、地域課題解決型のインパクト投資を推進しています。

医療ニーズの高まりと課題

日本には年間約3,600万人の訪日外国人が訪れ、その中の約4％にあたる140万人が医療ニーズを持っているとされています。しかし、現状では外国語に対応した医療機関を探すことは困難であり、受診へのハードルが高いという問題があります。Foreigners often face challenges like visiting multiple facilities and language barriers during treatment, which can impact their health outcomes. In addition, medical institutions struggle with the extra time and effort required to assist foreign patients, causing psychological burden.

このような現状を踏まえ、Ambiiは以下のようなサービスを提供し、医療現場の課題解決に取り組んでいます。

- 外国語対応の医療機関を簡単に検索できるプラットフォーム
- 14言語に対応した予約・問診システム

特に注目すべきは、Web問診票における機能です。これは患者が自国語で入力した情報を日本語に自動変換し、医療機関のカルテと連携することが可能です。このシステムにより、外国人患者は安心して受診ができる環境が整い、医療機関は人的負担や心理的負担を軽減できます。

カリーファンドの出資の背景

カリーファンドは、Ambiiが提供するサービスが外国人患者と医療機関双方における課題を解消できる点を高く評価しました。そして、経営チームの実行力をも評価し、出資を決定しました。「あらゆる人が国境を越えて医療機関を自由かつ安心して選べる社会」の実現を目指し、沖縄県内の金融機関や関係組織との連携を進めていく方針です。