近畿大学の学生がペルーで野球の普及に挑む
近畿大学産業理工学部が、ペルー共和国での少年野球指導プロジェクトを2025年2月に実施します。この取り組みは、JICA(独立行政法人国際協力機構)との覚書に基づき、10回目となる野球振興支援ボランティア派遣です。
背景と目的
コロナ禍の影響で一時中断されていたこのプログラムは、去年から再開。今回の派遣では13人の学生が参加し、リマ市で青少年との交流や実技指導を行います。主な目的は、中南米地域における野球文化の普及と、競技力の向上です。学生たちは、単に技術を教えるだけでなく、異文化交流の経験を通じて、広い視野を持つことを目指します。
実施計画
派遣期間は2月6日から3月5日までの約1ヶ月間。学生たちは、現地の青少年に向けて指導を行うほか、練習や交流試合を通じて、実技の向上を図るほか、ペルーのスポーツの現状を学ぶことが期待されます。また、海外協力隊や専門家の活動現場を視察したり、防災専門家へのインタビューを行ったりするプログラムも含まれており、多角的な経験が得られます。
幅広いプログラム
Programの一環として、ソフトボール連盟とのクリニックを開催し、さらには環境教育隊員と連携して海岸清掃活動にも参加予定です。これにより、生徒たちは環境意識も高め、地域社会への貢献も果たします。
参加者の構成
参加するのは、硬式野球部員や準硬式野球部員、そしてクラブチームに所属する学生たちで、全13人が派遣されます。これからの活動に向け、彼らは新たな経験を得ることになるでしょう。
未来への展望
近畿大学のこの取り組みは、野球を通じた国際交流だけでなく、社会貢献の重要性をも強調します。今後も、持続可能なスポーツ振興を通じて、国際協力の関係を深めていくことが期待されます。
このプロジェクトは、日本青年の国際的な貢献の一環として、ペルーの野球界にも大きな影響を与えることでしょう。近畿大学は、今後もこのような取り組みを通じて、国際社会への貢献を続けていきます。