ポリプラスチックス、新たなエンプラ製品発表
ポリプラスチックス株式会社が、自社の公式ウェブサイトにおいて「バイオマスバランスLAPEROS® bG-LCP」を発表しました。この製品は、エンプラ(エンジニアリングプラスチック)であり、カーボンニュートラル社会の実現に向けて貢献することを目指しています。
バイオマスバランスの力
新製品「LAPEROS® bG-LCP」は、従来のエンプラ製品の一部にバイオマス由来の原料を取り入れています。このマスバランス方式を採用し、バイオマスと化石資源を組み合わせて樹脂を製造しているため、物性は従来品と変わらず、既存の製造プロセスにそのまま流用できるのが特長です。
マスバランス方式の利点
マスバランス方式では、バイオマス由来の原料と化石原料を混合し、製品の一部をバイオマスと見なすことができます。この方法により、樹脂メーカーはそれぞれ別の製品を作る必要がなく、ユーザーも別グレードの製品として再評価する手間が省けます。このプロセスはカーボンニュートラル社会の実現やサーキュラーエコノミーへの道を加速させるものです。
DURACIRCLE®プロジェクト
ポリプラスチックスは、エンプラの循環型社会の実現に向けて「DURACIRCLE®」という新たな取り組みを始めました。このプロジェクトでは、LAPEROS® bG-LCPの他、バイオマス原料を活用した製品を開発し、リサイクルやCO2の再利用といったさまざまなソリューションを展開していきます。特に、エンプラ100%の循環化実現を目指した製品の開発が期待されています。
リサイクリングの未来
「DURACIRCLE®」では、バイオマスを介した炭素循環だけでなく、PCR(ポストコンシューマーリサイクル)へと進化させ、単なる樹脂の再生に留まらない新たな価値を生み出すことを目指しています。
ポリプラスチックスの企業情報
ポリプラスチックス株式会社は東京都港区に本社を構え、1964年設立以来、各種ポリマーおよびプラスチックの製造・販売を行っています。代表取締役社長は宮本仰氏で、資本金は30億円です。公式ウェブサイトでは、製品情報や企業の取り組みが掲載されています。
公式ウェブサイト
ポリプラスチックス株式会社公式サイトでは、新商品や企業の最新の取り組みが随時更新されています。新たにリリースされた「バイオマスバランスLAPEROS® bG-LCP」をはじめとした製品情報にもぜひ注目してください。