AIアバター案内サービス
2024-11-08 13:42:24

神奈川県警察運転免許センターで導入されるAIアバター案内サービスの実証実験

神奈川県警察運転免許センターでのAIアバター案内サービス実証実験



神奈川県警察運転免許センターにて、パナソニック コネクトが開発したアバター式リモート案内サービス「TAZUNE(タズネ)」を活用した実証実験が、2024年10月29日から2025年3月の予定で実施されます。このサービスは、AIを駆使した対話型のアバターが、来場者のさまざまな問い合わせに対応し、業務効率を向上させることを目的としています。

実証実験の背景



神奈川県は、日本でも運転免許を保有する人が非常に多い地域です。運転免許センターが1箇所しかないため、多くの市民が利用する場所となっています。さらに、労働人口の減少が懸念される中で外国人への対応が求められるなど、現場での業務負担は増加しています。そこで、神奈川県警察は、職員の負担を軽減するために、デジタルトランスフォーメーション(DX)の一環として「TAZUNE」を導入し、業務の効率化に取り組むことになりました。

「TAZUNE」の特長と機能



「TAZUNE」は、AIアバターが利用者の質問に対してリアルタイムで応答するサービスです。運転免許センターの3階に設置され、運転免許の受験や更新手続き、外国免許からの切り替えについての情報を提供します。また、コンビニやATMなどの周辺施設に関する案内も行います。このシステムは、AIを活用した音声問い合わせ機能を持ち、利用者は画面をタッチすることで簡単に質問できるほか、アバターに音声で話しかけることも可能です。

運用の流れ



1. 画面タッチによる問い合わせ


来場者は、画面のトップに表示された問い合わせカテゴリをタッチします。選択肢を選ぶことで、AIチャットボットが自動的に応答します。この手法により、迅速に必要な情報を得ることができるため、利用者のストレスも軽減されるでしょう。

2. 音声での問い合わせ


さらに、来場者は画面上のアバターに対して話しかけることができ、AIはその音声を理解し、適切な回答を提供します。問い合わせは日本語だけではなく、英語、中国語、韓国語にも対応しているため、外国人の利用者にも優しい設計となっています。

今後の展望



この実証実験によって得られるデータをもとに、今後の運用に役立て、さらに多くの業務負担軽減策を模索していく予定です。パナソニック コネクトは、「現場から社会を動かし未来へつなぐ」という理念に基づき、引き続き公的機関や様々な業種へのイノベーションを進めていくとしています。

【TAZUNEに関する詳細】


ウェブサイトでTAZUNEの詳細が確認できます。次世代型の案内サービスを利用することで、来場者の利便性が大きく向上することが期待されます。

[TAZUNE公式サイト]

このような取り組みが進められることで、将来的には全国の運転免許センターでのAIアバター導入が進み、より多くの人々に快適でスムーズなサービスを提供できる環境が整うことが望まれています。


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会社情報

会社名
パナソニックグループ
住所
大阪府門真市大字門真1006番地
電話番号
06-6908-1121

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