同朋大学の加藤講師、地域福祉に関する論文が評価される

同朋大学の加藤講師が地域福祉の論文を発表

同朋大学の社会福祉学部に所属する加藤昭宏専任講師が、日本地域福祉学会の機関誌『日本の地域福祉』第38巻に自らの論文を発表しました。この学会は、地域の実践者と研究者が協力して研究を進めることを重視していることで知られています。全国的な人材不足が問題視される中で、加藤講師は地域づくりを進めるための方法論を「関わりしろ」という独自の概念を使って論じました。この考え方は、地域の現状を踏まえ「結びつき合い」を意図した関わりを増やすための実践スキームの必要性を示しています。

加藤講師は、コミュニティソーシャルワークや包括的支援体制の構築に関する専門知識を有しています。特に、同朋大学では社会福祉士としての資格取得を目指す学生に向けて授業を行い、実践力を高めることに尽力しています。このような取り組みは、少子化や経済的格差など現代日本の社会的課題を解決するために極めて重要なものです。

社会福祉学科社会福祉専攻の活動

少子化や格差問題という急務に直面する現在、福祉の専門知識に加え、気持ちに共感できる「人間力」が求められています。同朋大学の社会福祉専攻では、各コースの学生が現場での実習やフィールドワークを通じて実践力を養い、地域の課題解決に取り組むことを目指しています。こうした教育実践を通じて、次世代の福祉専門職としての素地を育てるのです。

また、同大学は4月から2025年度のオープンキャンパスイベントを開催予定です。この機会に、同朋大学の魅力や社会福祉学部の教育内容を直接学生に届けることができる貴重な場となります。特に社会福祉や地域福祉に関心がある受験生には、リアルな情報を得る良いチャンスとなるでしょう。

オープンキャンパスは、4月26日に開催される予定で、詳細は大学公式サイトにて確認できます。オープンキャンパス情報はこちら。

同朋大学について

同朋大学は名古屋市中村区に位置し、社会福祉学部をはじめ文系学部や大学院プログラムを展開しています。学長は福田琢氏で、学生に幅広い学びの場を提供することを目指しています。社会福祉学部社会福祉学科では、心理学や子ども学など多様な専攻を用意し、学生が多角的に学びを深める環境が整っています。現代社会のニーズに応じた専門職業人を育てることを使命に、地域に密着した教育を展開しています。