新たな試み、北海道グリーンランドの回数券電子化
北海道岩見沢市にある大型テーマパーク『北海道グリーンランド』が、観光DXプラットフォーム『Nutmeg』を導入しました。このシステムにより、従来の紙の回数券に代わってデジタル化を進め、タビナカ消費の促進を目指します。
導入前の課題
『北海道グリーンランド』が抱えていた問題は、回数券の集計や管理の効率性でした。アトラクションごとに異なるテナントが運営しているため、回数券利用状況を把握するためには手間と時間がかかる紙の処理が必要でした。これまでの方法では、紙の回数券をもぎり、半券を手作業で数え、日々の精算を行っていました。しかし、それに伴い集計の正確性にも疑問が生じ、電子化に向けた適切なシステムが欠如していました。
Nutmeg導入の効果
新しく導入された『Nutmeg』プラットフォームによって期待される効果は以下の通りです。
1.
デジタルマーケティング施策の実行
電子回数券導入により、来園者のデータを集積し、顧客のトレンド分析が実現。これを活用して、今後のキャンペーンや新商品に繋げることが可能になります。シーズン中でもいつでも回数券が使用でき、消費者の再来を促す効果が期待され、集客面での長期的な向上も見込まれます。
2.
誤着券を防ぐ仕組みの構築
スマートフォンを使った予約は便利ですが、誤った操作による利用ミスが懸念されました。そこで、回数券を現地アトラクション前にある二次元コードで読み取る仕組みを取り入れることで、正しい利用を簡便に確認できるようになりました。
3.
運用コストと時間の削減
紙の回数券のカウント作業から解放され、スタッフは接客に集中できる環境が整いました。これにより、業務全般の効率化が進みました。
4.
顧客満足度の向上
回数券が足りなくなった場合も、スマートフォンで簡単に追加購入ができるため、消費者の利便性を高めることができました。
地元関係者の声
北海道グリーンランドの支配人である大津様は、このシステム導入に関し、以前からのニーズに基づいて慎重に選定したことを語っています。「Nutmegが我々の課題を真剣に聞き取ってくれたのが、大きな決め手でした。電子チケット導入後の効果に期待しています。」と述べています。
北海道グリーンランドの魅力
『北海道グリーンランド』は1976年に設立され、多様なアトラクションが揃っています。絶叫マシンから家族向けの乗り物まで、幅広い世代のお客様に楽しんでもらえるスポット。四季折々の自然美やイベントも魅力の一尾で、訪れる度に発見が待っています。
Nutmegについて
Nutmegは、観光事業者向けのオールインワン型DXプラットフォームです。オンライン予約サイトの設置が簡単で、従来の窓口販売からデジタル化を実現します。2021年にサービスを開始して以来、導入社数は500社を超え、観光地の効率を向上させています。
今後も自社の理念として、訪日外国人のスムーズな受け入れを目指し、観光分野の非効率を無くしていく活動を続けていきます。
北海道グリーンランドのさらなる進展に注目です。