IT運用自動化プラットフォーム『Robostein』の採用
株式会社コムスクエアが提供するIT運用自動化プラットフォーム『Robostein(ロボシュタイン)』が、日鉄ソリューションズ株式会社(略称:NSSOL)の新たなIT運用プラットフォーム『emerald SaaS(エメラルド・サース)』に採用されました。このニュースは、IT運営の効率性を高めるための大きな一歩を示しています。
採用の背景とは
近年、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進が急速に進む中、IT部門の負担は増す一方です。しかしながら、IT人材不足という深刻な問題が浮上しています。IT運用の現場では、以下のような課題が顕在化しています。
1.
業務の属人化:特定の担当者にノウハウが集中して業務最適化が進まない。
2.
運用効率の低下:障害対応や定型業務が非効率に運営されている。
3.
技術導入の遅延:忙しさから新技術の導入が後回しになっている。
こうした状況を踏まえ、NSSOLはITサービスマネジメント(ITSM)機能と業務自動化機能を統合した新サービス『emerald SaaS』を開発しました。そして、その中心には、『Robostein』が選ばれたのです。
『Robostein』の役割
『emerald SaaS』は、NSSOLが厳選した自動化機能やITSM機能を利用できる状態で実装しており、導入にかかる時間やコストを大幅に削減できます。特に運用基盤の構築や運用設計は、従来の約3分の1の期間で完了する見込みです。
機能と価値
『Robostein』は、以下の価値をユーザーに提供します。
- - 迅速な自動化の実現:運用に最適化された自動化処理のパーツを、ドラッグ&ドロップで簡単に結合することで、多様な業務の自動化が迅速に行えます。
- - 属人化解消とノウハウの継承:過去のノウハウを可視化し、誰でも理解できる形で共有することで業務の標準化に貢献します。
- - 運用の継続的改善支援:提供されるIT運用パフォーマンススコアにより、改善可能な領域を特定し、持続的な改善サイクルを実現します。
『Robostein』について
『Robostein』は、IT運用の自動化と効率化を図る純国産プラットフォームです。専門知識がなくても直感的に操作することで、自動化フローを作成・実行できます。これにより、障害アラートのフィルタリングから定型的な作業の自動化を通じて、業務の生産性向上と人的ミスの削減を実現します。
NSSOLとコムスクエアのコラボレーションは、IT業務の未来をより効率的で持続可能なものへと変える重要な試みであり、今後の展開に期待が寄せられます。詳細情報につきましては、公式ウェブサイトから資料をダウンロードしてご確認ください。