ワイヤレス給電の進化
2025-02-26 10:41:51

エイターリンク、長距離ワイヤレス給電技術の実用化に向け資金調達を実施

エイターリンク、資金調達でワイヤレス給電社会を加速



エイターリンク株式会社は、最新の技術「AirPlug™」を用いて長距離ワイヤレス給電の社会実装を目指して活動を続けるスタートアップ企業です。今回は、エイターリンクがシリーズBエクステンションラウンドで18億円、さらにベンチャーデットで10億円を調達したことをお伝えします。これによって、累計調達額は約68億円に達しました。

資金調達の詳細



エイターリンクの資金調達は、主に既存の投資家で構成される複数のファンドが参加しました。ジャフコグループやスパークス・アセット・マネジメントを中核としたファンドを始め、慶應イノベーション・イニシアティブや伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、みずほキャピタルといった多くの投資家が支援を表明しています。それに加えて、環境エネルギー投資やブーストキャピタルなどの新しい投資家も参加し、合計9社からの資金が注がれました。

この新しい資金は、エイターリンクが現在注力している3つの領域、すなわちファクトリーオートメーション(FA)、ビルマネジメント(BM)、メディカルデバイス(MD)における新たなプロダクト開発や技術研究に貢献することが予定されています。

AirPlug™: 無線給電の未来



「AirPlug™」は、配線不要の環境を実現するための空間伝送型ワイヤレス給電ソリューションです。最大17メートル以上の給電距離を持ちながら、移動体への給電も可能な低い角度依存性が特徴です。これにより、オフィスなどの様々な環境で、スマートセンサーを同時に配置し、環境情報に基づいてビルシステムを統合制御することが可能となります。実証実験により、空調コストを約26%削減する見込みです。

新規投資家の反応



新規の投資家からも前向きなコメントが寄せられています。環境エネルギー投資の河村社長は、マイクロ波ワイヤレス給電がIoT社会における重要な技術であると信じ、エイターリンクの開発を継続的に支援していく意向を示しました。また、ブーストキャピタルの小澤社長も、「共に成長していきたい」と期待を寄せています。未来創造キャピタルの竹内社長は、エイターリンクの無線給電技術が様々な分野に活用できることに魅力を感じており、社会へのインパクトを強く信じています。

代表のメッセージ



エイターリンクの代表、岩佐は「配線のないデジタル世界」の実現に向けた情熱を語りました。新しいプロダクトやサービスの開発を通じて、未来の市場を切り拓いていく姿勢を強調し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指すとしています。これからもエイターリンクの成長と技術の進化に注目が集まるでしょう。

会社概要



エイターリンクはスタンフォード大学から派生した企業であり、配線のないデジタル社会を実現するためのワイヤレス給電技術を開発しています。現在、FA、BM、MDの3つの領域で事業を展開中で、2025年には商用化を開始します。業界に革命を起こす新しい技術が、我々の生活をどのように変えるのか、期待が高まります。

公式ホームページ: エイターリンク株式会社


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会社情報

会社名
エイターリンク株式会社
住所
東京都墨田区錦糸4丁目17-1Hulic錦糸町コラボツリー7階
電話番号

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