岡山県西粟倉村の挑戦！リサイクルコンテナで地域活性化、3施設が誕生

岡山県西粟倉村でリサイクルコンテナを活用した地域活性化プロジェクト始動

近年、人口減少や少子高齢化が深刻化する日本において、岡山県西粟倉村は「奇跡の村」と呼ばれるほど、多くの移住者を受け入れています。しかし、その一方で、賃貸住宅や宿泊施設の不足、飲食店の少なさといった新たな課題も浮上してきました。

この課題解決に向けて、地元の土建会社である小松組が立ち上がったのが、『小松組コンテナプロジェクト』です。リサイクルコンテナを活用することで、低コスト・短納期で建設できるコンテナハウスをベースに、移住者向けの賃貸住宅、一棟貸しの宿泊施設、そして飲食店やレンタルスペースを備えた複合施設を整備しました。

3つの施設で地域を支える

プロジェクトでは、3つの異なる施設を展開しています。

1. 安全第一団地（賃貸住宅）

女性や若い世代の単身移住者をターゲットにした、スタイリッシュなデザイナーズ賃貸住宅です。コンパクトながらもバス・トイレ別、デザイン性の高いキッチンなど、快適な生活空間を提供します。現在1棟が稼働中で、残りの2棟は2023年春に竣工予定です。

2. 安全第一客室（宿泊施設）

短期滞在から長期滞在まで対応可能な一棟貸しのコンテナ宿泊施設です。家具や家電が完備されているため、すぐに快適な滞在を始められます。2023年1月26日より宿泊可能です。

3. 安全第一公園（飲食・レンタルスペース施設）

新たに整備された公園に併設された複合施設です。ランチを提供する食堂や、夜には居酒屋として営業するなど、多様なニーズに対応しています。さらに、村民が自由に使えるレンタルスペースも用意され、地域住民の起業やチャレンジを支援します。2023年3月プレオープン、4月グランドオープン予定です。