防災を楽しむ新しい試み
2025年3月10日、東武トップツアーズ株式会社は、春日部市役所および国土交通省関東地方整備局江戸川河川事務所と共同で、記者会見を開催しました。この会見では、首都圏外郭放水路を活用した「防災ツーリズム」の新たな取り組みが発表されました。その目標は、全国各地で増加する自然災害から命を守るために、多くの人々に防災の重要性を理解させることです。
近年、気象の変動によって、日本各地では集中豪雨や大型台風が頻繁に発生し、われわれの生活にも影響を及ぼしています。特に都心部では、災害リスクが高まっているため、国土交通省は「災害の自分事化」に努め、国民の命を守る取り組みを進めています。
新たに始まる「防災ツーリズム」実施内容
今回の「防災ツーリズム」で特に注目されるのは、以下の8つのパワーアップ計画です。この計画は、参加者に楽しく学びながら防災知識を身につけることを目的としています。
1.
災害の自分事化を推進
すべての見学者に「自分事化カード」を配布し、防災コンシェルジュが命を守る方法を解説します。
2.
光と音の異次元体験
防災地下神殿のライトアップを行い、視覚と聴覚で楽しむ空間を演出。
3.
第3立坑の新規公開
月に一度、限られた人数での「地下河川アドベンチャー体験コース」が新たにスタートします。
4.
マインクラフトで学ぶ防災
人気ゲーム「マインクラフト」を活用した防災学習コースが6月から登場し、楽しみながら学びます。
5.
小学生向け探究学習プログラム
文部科学省の指導要領に基づいた、子供向けの学びの機会を提供。
6.
多言語翻訳システム
21ヶ国語に対応したシステムを導入し、外国人観光客にも対応。
7.
謎解き探検イベントの開催
春日部市に伝わる伝説に基づいた謎解きイベントを無料開催。
8.
地域周遊型観光の展開
春日部市や周辺の観光地を巡るイベントも計画されています。
年間100,000人の来場者を目指して
今回の取り組みにより、首都圏外郭放水路への来場者数を年間100,000人に引き上げることを目指します。来場者には、防災コンシェルジュが楽しく、防災に関する重要な知識を丁寧に解説します。この取り組みによって、参加者が自身の命を守るための有用な情報を得られることを期待しています。
今後も続々と新たな取り組みが発表される予定で、皆さまの参加をお待ちしています。防災を身近に感じ、楽しみながら学ぶことができるこの機会をぜひお見逃しなく!