Live2Dが歩む20年の歴史と未来への挑戦
株式会社Live2Dは、2006年の創業以来、クリエイターの自由な表現を支える技術の研究・開発に取り組んできました。今年、20周年を迎えた同社は、「Shape the Future」と題した新たなプロジェクトを始動しました。このプロジェクトは、クリエイターたちとともに未来を切り拓くことを目的としており、さまざまな企画とコンテンツを1年間にわたり展開します。
「Shape the Future」プロジェクトの背景
「Shape the Future」というプロジェクト名には、発展途上にあるLive2Dの表現力をさらに高め、クリエイターと共に新しい未来を創り上げたいという思いが込められています。これに伴い特設サイトも開設し、今後の企画についての最新情報を随時更新していきます。この取り組みを通じて、多くのクリエイターたちとともに新たな表現方法を追求していく姿勢が示されているのです。
調査レポート『Live2D 20年目の現在地』の公開
プロジェクトの一環として、角川アスキー総合研究所と共同で『Live2D 20年目の現在地』という調査レポートも公開されました。このレポートは、Live2Dがどのようにしてクリエイターの表現の幅を広げてきたのか、またその成果が新しい職業や市場、文化を生み出していることを詳細にまとめています。これによりLive2Dの技術が、ただのツールではなく、クリエイターの創造力を引き出す重要な要素であることが強調されています。
オリジナルテーマソング「Shape the Future」の制作
このプロジェクトの始まりを象徴するのが、オリジナルテーマソング「Shape the Future」です。作詞・作曲は田淵智也氏が手がけ、編曲は堀江晶太氏が担当しました。ボーカルには、自身もLive2Dを使用するVTuber、町田ちまさんを招きました。また、この楽曲に合わせたミュージックビデオは、全編Live2Dによるアニメーションで構成され、Live2D Creative Awardsでグランプリを受賞したクリエイター、一束氏がキャラクターデザインとアニメーションを担当しています。
映像のディレクションはお菊氏が行い、音楽の情景を豊かに描き出すセンスが光ります。このミュージックビデオは2025年12月12日(金)に、Live2Dのクリエイター向けイベント「alive」で初公開され、その模様はYouTubeでも配信予定です。
未来を見据えたプロジェクトの重要性
この20周年記念プロジェクト「Shape the Future」は、ただの節目にとどまらず、クリエイターとのつながりを深め、高め合う場として位置付けられています。Live2Dの技術が進化するにつれて、クリエイターたちの表現方法もますます多様化しており、今後どのような形でその結果が現れるのか、そして新たな文化がどのように形成されていくのか、非常に楽しみです。
今後もLive2D社からの新しい情報に注目していきたいと思います。クリエイターたちと共に「未来」を創造する旅は、始まったばかりです。