SNSで議論を呼ぶ「クソリプ」とは?
近年、SNSの利用がますます一般化する中で、多様な表現や意見が交わされています。その一方で、会話の流れを無視した返答や、配慮の欠けたリプライ、いわゆる「クソリプ」と呼ばれる現象が問題視されています。今回は、株式会社メディアシークが提供するアプリ「QR/バーコードリーダー・アイコニット」にて行われた最新のアンケート調査結果を元に、SNSにおける「クソリプ」の実態や、その対策について考察していきます。
調査概要
2025年2月3日に実施されたこの調査には、22,042名ものユーザーが参加しました。興味深いのは、利用者のうち6%が「クソリプ」を受けたことがあると答え、32%の人が「ない」と回答。さらに33%は「クソリプ」の意味を理解しておらず、29%はSNSを利用していないとしています。これにより、一部のユーザーがこの現象を経験しているものの、多くの人がそれに無関心であることが明らかになりました。
「クソリプ」を受けたことがある人の反応
「クソリプ」を受けたことがあるという回答者に対して、その後に返信をしたかどうかを尋ねたところ、45%が「ある」と回答しました。この結果は、クソリプに対して何らかの反応を示したユーザーがいる一方で、55%は無視を選んでいることを示しています。
クソリプへの対策法
回答者から寄せられた「クソリプ対策」のアイデアを見てみましょう。以下は、回答数が多かった上位5項目です。
1.
クソリプを受けても相手にしない:無視することが一番の対策と感じるユーザーが多くいるようです。
2.
狙われそうな内容を投稿しないようにする:自衛策として、自分の発信内容に気を付ける人もいるようです。
3.
画像から個人情報が特定されないよう注意する:顔や住所が特定される危険を考慮して、慎重になっているユーザーも。
4.
アカウントを鍵かける:プライバシーを守るために、アカウントを非公開にする手段です。
5.
被害を受けた場合、警察や弁護士に相談する:さらなる被害を防ぐために専門家に助けを求める行動も見受けられました。
まとめ
この調査結果から、SNSでの「クソリプ」に対する意識はでは対策を持つユーザーが増えつつあるものの、まだまだ対策の啓発が必要と感じました。また「クソリプ」を経験したユーザーの中には、感情的な反応を示さない人が多いこともわかりました。今後、自分自身が発信する際には、他者の意見や感想にも配慮した言葉遣いやコミュニケーションを心がけることが大切かもしれません。SNSがより快適な空間となるよう、ユーザー一人ひとりがリテラシーを高める努力をしていく必要があるでしょう。