NTT西日本が地域有機廃棄物の資源化を促進するプログラムを開始

地域有機廃棄物の新たな資源化に向けた取り組み

西日本電信電話株式会社（NTT西日本）は、地域の有機廃棄物を新しい資源に変換するための共創パートナーを募集しています。このプロジェクトは、地域経済を活性化し、持続可能な循環型社会を実現することを目的としており、2025年5月から始まります。

この取り組みは、NTTビジネスソリューションズ株式会社（NTTBS）が提供する『地域食品資源循環ソリューション』を軸にしています。このプログラムでは、廃棄食品だけでなく、地域の汚泥やもみ殻などさまざまな有機廃棄物を資源として活用する方策を探ります。

プログラムの概要

NTT西日本が運営するオープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE」にて、企業や研究機関との事業共創が行われます。過去に成功した11社との連携を踏まえたうえで、持続可能な社会の実現を目指します。具体的には、応募企業からの新しいアイデアやプロダクトをNTT西日本グループの資源と組み合わせて実現していく方針です。

重点テーマ

本プログラムでは、特に以下の2つのテーマに基づいた事業提案を受け付けます。

1. 一次発酵物の利用: NTTBSが提供する発酵装置を利用し、産出される野菜や果物の一次発酵物を用いた新たな価値（機能性飼料やエネルギーなど）への変換技術やサービスの共創。
2. 地域の有機廃棄物の利活用: 汚泥や酒粕、肉、魚、もみ殻など、地域で活用されていない有機廃棄物を新たな資源に変換する技術やサービスとの連携。

スケジュール

プログラムの開始から応募受付、選考、ピッチ大会の日程が決まっています。具体的なスケジュールは以下の通りです。

- 2025年5月21日: 説明会・企業募集開始
- 2025年6月16日: エントリー締切
- 2025年6月23日: ピッチ応募書類提出締切
- 2025年7月7日: 登壇企業発表
- 2025年8月5日: ピッチ大会開催
- 2025年9月初旬: 採択パートナー決定

参加のメリット

本プログラムに参加することにより、地域社会のさまざまな問題解決に貢献すると同時に、新たなビジネスチャンスを創出できます。また、選ばれた企業には、共創にかかわる実証実験の資金支援も行われる予定です。出資を希望する場合は、NDVによる投資も検討されます。

採択企業には、地域の経済発展への寄与や、環境負荷低減などの社会貢献という意義が求められます。成功した企業は具体的な成果を出せるようになるため、社会に対するインパクトが大きくなります。

参加資格と応募方法

応募資格は、NTT西日本グループの資産を活用した事業提案ができる企業や研究機関です。具体的な応募方法については、公式サイトを参照してください。

この「Business Match-up! For Next Value」プログラムを通じて、地域有機廃棄物の資源化に向けた新しい取り組みが進むことを期待しています。地域の皆さまの積極的な参加をお待ちしています。