宝塚市で開催される元永定正のアートプロジェクト「もーやんのオープンアトリエ」

宝塚市で「もーやんのオープンアトリエ」を開催！

公益財団法人宝塚市文化財団が企画するアートプロジェクト、「もーやんのオープンアトリエ」が2025年10月3日から11月3日まで開催されることが発表されました。このプロジェクトでは、宝塚市にゆかりのあるアーティスト、元永定正をテーマに、参加者が積極的に関与できるアートの楽しみ方を提案します。

元永定正の多彩な作品を体感

元永定正（1922-2011）は、独自の色彩感覚とユーモアを持ち合わせ、世代を超えて多くの人々に愛される作品を数多く残しました。今回の展覧会では、約60点の収蔵作品の中から厳選した30点をシルクスクリーン技法を中心に展示します。各作品は、観る人の身体感覚にも働きかけ、アートを「見る」から「ともに楽しむ」ものへと変えることを目指しています。

参加型アトリエの魅力

本プロジェクトの最大の特徴は、来場者が共に「オープンアトリエ」を創ることにあります。会場には特別に公募された椅子が設置され、訪れる人々が自由に座り、作品と対話を楽しめる空間が広がります。また、用意された画材や道具を使いながら、自身のクリエイティビティを表現するチャンスも提供されます。元永定正の作品を鑑賞しながら、同時に自らも創作活動に参加することで、芸術をより身近に感じることができるのです。

多彩な関連プログラム

アートプロジェクトの会期中には、さまざまな分野のアーティストが会場内に滞在し、自由に参加できるワークショップやトークイベントが予定されています。子供から大人まで楽しめるこれらのプログラムは、視覚的な体験だけでなく、言語や身体を通じて創造を共有する場となることでしょう。

スケジュールの一例

- オープニングトーク: 10月4日（土）14時〜
- おしゃべり鑑賞会: 高校生以上対象の10月5日（日）や、小中学生対象の10月19日（日）などのイベントがあります。参加者は感想を話し合い、お互いの視点を深める機会を得ることができます。

アートで日常を豊かに

本企画は、単なる美術作品の展示にとどまらず、参加者がアートと共存することで、芸術をもっと身近に感じられるような場を提供することを目指しています。元永定正の作品を通して、観客自らの感性が刺激され、新しい視点や発見を持ち帰ることができる希有な体験となることでしょう。

この機会に、ぜひ宝塚市立文化芸術センターでの「もーやんのオープンアトリエ」に足を運び、元永定正のアートを感じてみてください。