電通と電通PRCが新たに設立したPR×CR UNIT
株式会社電通と電通PRコンサルティングは、新しい事業ユニット「PR×CR UNIT」を立ち上げました。このユニットは、社会的およびPRの視点から企業が新たな価値を創造することを目的としています。
昨今、情報過多の時代においては、企業のコミュニケーション手法がより複雑かつ高度化してきています。単にメッセージやパーパスを発信するだけでは、顧客の心を捉えるのが難しくなっています。特に経営層やマーケティング部門では、社会的な視点やニーズ、製品のローンチ後の影響を事前に考慮した「ファクトづくり」が求められています。これに応えるため、PR×CR UNITは、約40人の多彩なメンバーから構成され、プロフェッショナルな支援を行います。
PR×CR UNITの目的と活動内容
この新ユニットは、PRの技術とクリエイティブな開発力を組み合わせ、企業のマーケティング活動における「ファクトづくり」をさらに深化させることを目指します。具体的な活動として、製品やサービスの企画段階からPR視点を重視し、新たな価値を付加するための「ファクト」を開発します。この「ファクト」を基にしたストーリー開発やプロジェクト実施も行います。
先行取り組み事例
このユニットの一部の活動例には以下のようなものがあります:
- - 流通業:コンビニから生まれたファッションという新たなカルチャーの形成支援。
- - BtoB企業:中小企業の潜在能力を示す企業横断プロジェクトの推進。
- - 繊維業:サステナブルな繊維資源のインフラ化に向けた取り組み。
社会的課題への取り組み
PR×CR UNITでは、社会課題にも積極的に取り組んでいます。
- - 薬品メーカー:睡眠の質向上に向けた価値訴求活動。
- - 製造業:ルッキズムが問題視される若者へのブランディング。
- - 流通業:ダイバーシティ関連の幅広い活動支援。
リブランディングとコーポレート活動
また、生活スタイルやトレンドの変化に対応したリブランディング活動も進めています。家庭用品メーカーの行動提案や、エンタメプロダクトの「安全・安心」メッセージ伝達プロジェクトなど、多岐にわたる活動を実施しています。
今後の展望
電通と電通PRCは、広告領域を超え、顧客企業やブランドの「あるべき行動づくり」をサポートすることで、企業価値の向上や持続的成長に寄与していく考えです。これにより、さまざまな企業活動や文化の発展にも貢献していくことでしょう。
PR×CR UNITの活動がどのように企業の価値創造に寄与するのか、今後の展開に期待が高まります。