AI時代のキャリア形成に関する調査結果
ビズリーチが運営する転職サイトが、AI時代におけるビジネスパーソンのキャリア観を調査した結果、約7割が「スキルセットを変更する必要がある」と感じていることが明らかになりました。特に、年収が1,500万円以上の層では、ほぼ半数が既にキャリアプランを見直しているとのことです。
調査概要
この調査は、年収800万円以上で業務における生成AIの利用頻度が週1日以上のビジネスパーソンを対象に実施され、1038件の有効回答が得られました。結果として、70.2%がAI時代に向けてスキルセットを変更する必要があると回答し、79.2%がキャリアプランを「見直した」「見直す必要がある」と認識していることが分かりました。
生成AIとのキャリア相談
調査対象者の中で、約4割が生成AIによるキャリア相談の経験があると回答。特に年収が高い層ほど頻繁に生成AIを活用していることが示されています。年収1,500万円以上の回答者では、「頻繁に相談する」と答えた割合が、年収800万円から1000万円未満の層と比較して約5倍も多いことがわかりました。
相談を通じて得られる利点としては、46%が「客観的なアドバイスを得られた」と挙げ、さらに24%が「本音を話せた」と答えています。これらの結果から、生成AIの相談が人への相談に比べて有効であると認識されているようです。
スキルの代替とその影響
自身の専門スキルが生成AIによって代替されつつあるという感覚を持つ人は56.8%にのぼり、特に年収1,500万円以上の層はその実感が強い傾向にあります。具体的なスキルについては、データ分析や翻訳、文書作成が代替されやすいとされています。一方で、情報の収集や定型業務に関するスキルでも代替の進行が確認されており、ビジネスパーソンは今後ますますこれらのスキルの重要性について再考する必要があるでしょう。
キャリアプランの見直し状況
生成AIにより、キャリアプランを見直す意義を感じている人が79.2%に達する中、特に年収が高い層ではその傾向が顕著です。年収1,500万円以上の層は、全体的にキャリアを見直したという割合が年収800万円以上1,000万円未満の層と比べて5倍以上でした。
このことから、年収によるキャリアの戦略も異なり、年収1,500万円以上の層では、生成AIに代替されにくい「人間性特化型」のスキルを重視する意識が高まっていることが理解できます。特に、「人と人との信頼関係」や「課題発見力」、「提案力」が重要視され、今後ますます重要な要素になると考えられています。
ビズリーチの取り組み
ビズリーチは、生成AIの普及を注意深く見守り、最適なキャリア相談サービスを提供していく方針です。執行役員の枝廣憲氏は、キャリア形成において個々の市場価値を理解することが重要であり、生成AIを活用した相談サービスの重要性を強調しました。
このように、変化の激しい現代において、定期的なキャリアの棚卸しや主体的なキャリア形成は一層重要になります。ビズリーチは今後も個人のキャリア形成を支援するために精力的に取り組んでいくことでしょう。