MSCジャパン「海の恵みをもっと、ずっと。選ぼうMSCラベル」キャンペーン結果報告
MSCジャパンは、持続可能で適切に管理された漁業の推進を目指す国際的な非営利団体、海洋管理協議会の日本支部です。6月3日から7月2日まで実施された「海の恵みをもっと、ずっと。選ぼうMSCラベル」キャンペーンの結果が公表されました。
この活動の主な目的は、持続可能な漁業に関するMSC認証を知ってもらい、その認証を受けた水産物に付与される「海のエコラベル」の認識を高めることです。キャンペーン中、特に注目を浴びたのが、MSCアンバサダーを務めるココリコの田中直樹さんと、ボーイズグループOWVが共演したキャンペーン動画です。この動画は約48万回再生され、実際に多くの視聴者にリーチしました。
動画内容は、田中さんがOWVのメンバーと共にダンスの稽古をする様子を描きつつ、 MSC「海のエコラベル」を紹介しようと奮闘するも、時間に追われるOWVに振り回されるというコント仕立てになっています。視聴者からは「楽しい!」や「MSCの活動が身近に感じられ、もっと知りたい」という反響が寄せられています。
さらに「アハ大漁ムービー」と名付けられた一連の動画も公開され、合計290万回以上視聴されました。これにはカツオやメバチマグロ、カラフトマス、ベニザケなど、MSC認証に関連した魚種のトリビアが盛り込まれています。視聴者はこれらの動画を通じて、新たな知識を得られると同時に、SNSを通じて感想を共有。コメントに参加することによって、MSCオリジナルのプレゼントに応募する機会もありました。このキャンペーンには1900件を超える応募が殺到し、大盛況となりました。
また、MSCジャパンには31の企業や団体が参加し、広報活動を通じてキャンペーンを盛り上げてくれました。これには、イオンやセブン&アイ、マクドナルドなどの大手企業も含まれ、彼らは店舗内でのポスター掲示やSNSでの情報拡散に協力しました。
MSC(海洋管理協議会)は1997年に設立された国際的な非営利団体で、持続可能な漁業を普及させることを目的としています。日本では2007年に設立され、その後、国内外で広く認知されるようになりました。MSCの水産エコラベルは、持続可能な漁業によって得られた水産物にのみ認められる証です。漁業がこの認証を得るためには、環境への配慮や持続可能な管理体制が求められるため、魚を購入する際にはこのラベルをご確認いただくことが大切です。
今後も、MSCジャパンはキャンペーンを通じて持続可能な漁業の重要性を広めていく考えです。皆さんも、MSCラベルが付いた商品を選んで、持続可能な未来に貢献しましょう。
詳しい情報は、MSCのウェブサイト(
こちら)をご覧ください。