不動産マッチングサイト「TAQSIE」が新たな試みを発表
不動産売却における新たな選択肢を提供するマッチングサイト「TAQSIE(タクシエ)」が、東北と中部エリアにおいて新サービスを開始することを発表しました。本サービスは、家の売却を考えるユーザーと仲介担当者や買取業者を直接つなぐプラットフォームであり、2025年4月から仙台市や名古屋市を中心とする地域で仲介サービスが提供されます。
サービスの概要
「TAQSIE」は、三菱地所リアルエステートサービス株式会社が運営しているもので、2022年5月にサービスを開始して以来、利用者数が着実に増加しています。スタート時に登録していた企業は約10社でしたが、現在では76社に達しており、登録担当者数も700名以上にのぼるなど、成約数も増加していることが確認されています。
今回、新たに仲介サービスが追加されたエリアは、これまでに買取サービスが行われていた東北と中部となります。仲介サービスを通じて、より多くのユーザーに利便性を提供し、スムーズな不動産売却を支援することを目指しています。
仲介サービスの特長
本サービスの最大の特長は、簡単に売却理由や物件情報をもとに担当者をマッチングできる点です。複数の担当者とチャットで直接コミュニケーションを取ることができ、各担当者から売却戦略に関するさまざまな提案を受けることが可能です。このシステムによって、利用者は自分に最適な担当者を見つけやすくなります。
また、AI査定機能がついており、相場を瞬時に確認できるのも魅力の一つ。提案された売却プランや査定金額を比較して、自身にマッチした担当者を選べるため、これまで以上に売却プロセスがスムーズになります。
拡大するサービスエリア
仙台市や名古屋市をはじめとした新たなサービスエリアには、仙台市内の5つの仲介不動産会社が参画し、中部エリアでは4社の仲介業者が名乗りを上げています。また、今後は北海道や福岡エリア、さらには広島エリアへのサービス展開も予定されています。
「TAQSIE」は、引き続き、変化する不動産市場に対応できるようなサービスを提供し、利用者が安心して不動産の売却を行えるよう努めていくとしています。
利用の流れ
1. 売却希望の物件情報を入力して会員登録を行い、基本情報を提供します。
2. 提供された情報に基づいて選出された複数の担当者から提案を受けます。
3. 提案内容を比較検討し、自分に合った担当者を選びます。
4. 気に入った担当者と媒介契約を結び、売却活動を開始します。
この新サービスの導入によって、地域における不動産売却の選択肢がさらに広がり、利用者にとっての利便性が向上することが期待されています。「TAQSIE」は、これからもより多くのユーザーのニーズに応えるサービスを展開していくことでしょう。