J-STARプロジェクトがパリ2024オリンピック代表選手を募集中

J-STARプロジェクトが次世代アスリートを募集中

2024年のパリオリンピックに向け、独立行政法人日本スポーツ振興センター（JSC）が実施する『J-STARプロジェクト』が新たな代表選手を選抜する受付を開始しました。このプロジェクトは、2026年1月23日までにアスリートパスウェイシステム（APS）に登録された方を対象とし、中央競技団体がそのデータをもとに有望な才能をスカウトする仕組みとなっています。

J-STARプロジェクトとは

J-STARプロジェクトは、オリンピックやパラリンピックといった国際的な競技大会で活躍する未来のアスリートを発掘するために、JSCが様々なスポーツ関連団体と連携して行っている事業です。2017年度からスタートし、多くの選手がこのプロジェクトを通じて競技者としての道を歩んでいます。

同プロジェクトのキャッチコピーは『みんな可能性のかたまりだ〜スポーツに本気なら世界を目指すルートがある〜』。このフレーズには、自身の潜在能力を最大限に引き出す方法がスポーツの中にあるというメッセージが込められています。

年間数名がオリンピック出場へ

これまでにJ-STARプロジェクトにより発掘された選手からは、パリ2024オリンピックに出場する5名の日本代表選手が選出されています。これは、プロジェクトの成功を証明する大きな実績と言えるでしょう。

アスリートパスウェイシステム（APS）について

APSは、誰でも無料で登録できるアスリート履歴書ツールで、自らの成長記録を蓄積し、他のアスリートと比較することが可能です。新体力テストの結果や競技記録を登録することで、中央競技団体がスカウト機能を使って才能を発見するためのデータを提供します。自分では気がつかない能力を評価され、新たな競技と出会うチャンスも広がります。

このシステムでは、個人情報は匿名化されているため、すべての参加者に公平な選考の機会が与えられます。

J-STARプロジェクト参加の流れ

参加希望者は、APSのアカウントを作成し、自身の情報を登録します。そこで中央競技団体がデータを閲覧し、スカウト希望者を選考します。その後、選ばれた選手は発掘プログラムに参加し、競技特性に応じた測定や体験を通じてさらに深く検証されます。最終的に、適性が認められた選手は中央競技団体の育成プログラムに進むことができます。