AOS AndrEx 3登場
2018-08-03 11:00:56

AOS AndrEx 3:司法機関向けの最新Android解析ツールが登場

AOS AndrEx 3:最新のAndroid調査・解析ツール



AOSリーガルテックがこのたび、捜査機関向けに新しいAndroid調査・解析ツール「AOS AndrEx 3」を提供開始しました。この最新のソフトウェアは、犯罪捜査の現場で必要とされるスマートフォンからの証拠データの迅速かつ簡便な抽出を実現するために開発されました。

AOS AndrEx 3の必要性



現代の犯罪捜査では、膨大な量のデータがスマートフォンに保存されています。通話履歴や電話帳、メッセージのやりとり、インターネットの履歴、さらには写真や動画といった情報は、犯罪捜査において重要な証拠となることが少なくありません。そのため、これらのデータを効率的に抽出するためのツールが求められているのです。

AOS AndrEx 3の特長



AOS AndrEx 3は、これまでのAOSの技術力を集結し、簡単な操作で証拠データを自動で抽出する機能を搭載しています。1999年に警察や法務機関からの依頼を受けて活動を開始したAOSは、その後2016年に初代のAOS AndrExをリリースし、2017年にはスクリーンショットの抽出機能を追加したAOS AndrEx 2を発表しています。

2023年8月3日には新たに「AOS AndrEx 3」として、次のような新機能が搭載されました。

  • - LINEバックアップ機能:LINEの全テキストデータを自動で抽出
  • - SNS一括取得機能:WeChatやWhatsAppなどのデータも自動収集

操作が簡単



このツールの最大の魅力はその操作の簡さです。自動ドライバー機能により機種ごとのドライバーインストールが不要で、シンプルな画面構成のおかげで複雑な設定を行わずに済みます。ユーザーはスマートフォンをUSBケーブルで接続し、必要なアプリを選択するだけで解析を開始できます。

多彩なデータ出力



AOS AndrEx 3は、報告書作成を前提としたデータ出力機能も充実しています。ExcelやHTML形式で簡単に出力できるため、A4にプリントアウトする際も手間がかかりません。また、スクリーンショットのデータを分析するためのAnalyzer機能や、スタンプや画像の抽出も可能です。

SNSにも柔軟に対応



このツールでは、LINEやその他の主要SNSデータへの対応も進んでいます。捜査の初期段階では、LINEのテキストデータを迅速に抽出でき、その後もWhatsAppやWeChatなどのデータを自動一括で収集することができます。

AOSリーガルテック株式会社について



AOSリーガルテックは、2012年に設立されたAOSテクノロジーズの100%子会社です。データ復旧やデジタルフォレンジックサービスなど、多角的なサービスを提供し、2015年には犯罪捜査や企業の不正検証技術で「経済産業大臣賞」を受賞するなど、高い評価を得ています。所在地は東京都港区で、公式サイトはこちらからアクセスできます。

まとめ



AOS AndrEx 3は、捜査機関にとって必須というべきAndroid調査・解析ツールです。これまでの実績に基づく高い技術力と使いやすさが一体となった本製品は、捜査の現場での迅速かつ的確なデータ抽出を実現することで、犯罪捜査における効率化に大いに寄与することでしょう。

会社情報

会社名
AOSリーガルテック株式会社
住所
東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町4F
電話番号
03-5733-5790

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