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コロナ禍を乗り越え新たな展望を切り開く

2020年11月18日からの約1ヶ月間、大阪で「OSAKA町工場EXPO2020」という新しい形の展示会が開催される。この展示会は、コロナウイルスの影響を受けた製造業の企業が、デジタル化を進めることで新たなビジネスチャンスを得ようとする試みの一環である。

バーチャルツアーで工場を体験

展示会最大の魅力は、参加企業の工場を360度の視点で巡ることができるバーチャルツアーだ。参加者は、各企業の工場の様子や生産ラインをオンラインで見学し、製品やサービスに関する情報を得ることができる。さらに、メールや電話、オンラインツールを介して直接企業とコンタクトを取ることも可能だ。バーチャルツアーは、製造業での新しい受注を目指す企業にとって、リアルな展示会では味わえない利点を提供する。

経営者たちの熱いスピーチ

また、2020年12月23日には8社の経営者がそれぞれ6分間のスピーチを行い、経営者自身の言葉で会社の思いや強みを伝える。このセッションはライブで行われ、終了後には参加者からの質疑応答も受け付ける予定だ。これにより、製造業に興味を持つ人々が企業の雰囲気をより深く理解し、自身のキャリア選択に役立てることが期待されている。

コロナの影響とDX推進の背景

近年、コロナ禍により製造業界は厳しい状況に見舞われている。部品や資材の流通が滞り、製造活動が停滞してしまった。この状況を受け、従来の展示会が減少する中で、「ありのままの工場」と「経営者の思い」を広く伝えるためにDX（デジタルトランスフォーメーション）が重要なテーマとなっている。多くの零細企業が、新型コロナウイルスの影響を乗り越えるための新たな戦略として、このバーチャル展示会に乗り出したのだ。

参加方法と特典

この展示会への参加は完全に無料であり、特設サイトから事前申し込みを行うことができる。また、先着100名にはVRメガネがプレゼントされ、より没入感のある工場見学体験ができるという特典も用意されている。

参加企業の紹介

参加する企業は、勝井鋼業、シンエイ、松下工作所、カジタニ金属、クレバー産業、株式会社シンワスクリーン、畑ダイカスト工業株式会社と多彩な顔ぶれが揃っている。各企業はそれぞれ異なる強みを持ち、様々な分野で活躍している。

まとめ

「OSAKA町工場EXPO2020」は、困難な状況を逆手に取った新しい形の展示会だ。デジタルを駆使したアプローチで、全国の製造業者と求職者を結びつける重要な場となるだろう。コロナ禍を克服し、未来を切り開くための大きな一歩となることが期待される。

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