和光大学とMeta Heroesによるキャリア支援プログラム
2025年9月1日、大阪のDX教育スペース「Hero Egg」で、株式会社Meta Heroes主催の特別なキャリア支援プログラムが開催されました。このイベントには、東京都町田市にある和光大学から学生たちが参加し、最新の技術に触れながら自身の未来を考える貴重な機会となりました。
プログラムの目的
近年、AIやメタバースといった先端技術が、防災や教育などの地域課題に応用されることが増えています。Meta Heroesは、これらの技術を次世代の学びの場に結びつけることを重視し、和光大学とのコラボレーションによって本イベントを実現しました。学生たちが新しい視点から自らのキャリアを考えるきっかけを提供することが目標です。
プログラム内容
イベントの中で特に注目されたのが、防災メタバース体験です。この体験は、人気ゲームプラットフォーム「Fortnite」上に構築された防災学習型の仮想空間で実施されました。この特別な版は、神戸市と連携して作成され、1995年に発生した阪神・淡路大震災の当時の街並みや被害状況をリアルに再現しています。
参加者は、リアルなシミュレーションの中で「タイムスリップ体験」をしながら、災害発生時の適切な行動や備えについて学びます。このユニークな方法で、学生たちは実際の災害を想定した訓練を受けることができます。
キャリアトークセッション
さらに、当日のプログラムの一環として行われたキャリアトークセッションでは、Meta Heroesで実際に働いている社員が登壇し、自身のキャリアや体験について語りました。学生たちは、職場環境や仕事の内容についてのリアルな情報を得る機会を持ち、質疑応答の時間も設けられました。参加した学生からは、「技術を社会問題の解決に結びつける新しい視点が得られた」「働く人の実際の声がキャリアの考え方に役立った」といったポジティブな感想が寄せられました。
今後の展望
Meta Heroesは今後も、教育機関や地域社会と連携しつつ、DX教育や防災教育の推進、さらにキャリア形成支援に力を入れていく方針です。「Hero Egg」を拠点に、すべての世代が最先端技術を学び、挑戦できる環境を提供していくことで、次世代のヒーロー育成に貢献することを目的としています。
Hero Eggについて
Hero Eggは、2024年8月に大阪・なんばエリアに開設されたDX教育施設です。メタバース(XR)やAIを学ぶことができる場所であり、子どもから大人までが共に学べることを理念に掲げています。生徒たちはゲームやAIの体験型プログラム、セミナー、実践的なワークショップなどを通じて、未来の技術を楽しみながら学ぶことができます。
Hero Eggでは、経済的な制約のない無償教育機会を提供しており、誰もが先進的な技術に触れることができる場を目指しています。この場所で学生たちが育む「創る力」が、次の世代の社会を創造する力となることに期待が寄せられています。
まとめ
株式会社Meta Heroesは、「Society 5.0 × SDGs × HERO」というテーマで事業を展開し、メタバースやAIを活用した開発、DX教育を進めている企業です。教育や防災、地方創生に寄与する取り組みを通じて、次世代が直面する課題の解決に貢献する企業として注目されています。