2025国際経済オリンピック(IEO)における日本の快挙
2025年7月20日から開催された「国際経済オリンピック(IEO)」が、アゼルバイジャンのバクーで盛大に行われ、閉会式が行われた7月28日には、日本代表として出場した高校生5名全員がメダルを獲得し、注目を集めました。これは、過去最高の成績であり、日本の未来を担う若い才能たちの活躍が光りました。
国際経済オリンピック(IEO)とは
国際経済オリンピック(IEO)は、経済学やビジネス、そして金融に関する知識を競う世界的な大会で、2018年にスタートしました。年に一度の開催で、現在では国際数学オリンピックと同様に、多くの国と地域から選抜された学生たちが参加する重要なイベントとなっています。大会は、英語で行われ、参加者には経済学の知識だけでなく、英語力やプレゼンテーションスキルも求められます。
日本代表は、認定NPO法人金融知力普及協会が選抜を担当し、全国高校生金融経済クイズ選手権での優秀者や、特別選考を通じて選ばれた生徒たちです。代表選手は東京大学の教授陣の協力のもと、定期的な勉強会を重ね、高い目標を掲げつつ準備を進めました。
2025年の大会結果
日本から出場した小川琳太郎さん、増島楷さん、岡本理那さん、冨田哲志さん、早川惺さんの5名は、それぞれ素晴らしいパフォーマンスを見せ、個別にメダルを持ち帰りました。
- - 小川 琳太郎(横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校、3年生): 銀メダル(昨年の銅メダルに続いての2年連続メダル獲得)
- - 増島 楷(The Loomis Chaffee School、2年生): 銀メダル
- - 岡本 理那(横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校、3年生): 銅メダル
- - 冨田 哲志(芝高等学校、3年生): 銅メダル
- - 早川 惺(筑波大学附属駒場高等学校、3年生): 銅メダル
さらに、団体戦でのビジネスケーススタディも行われ、決勝には進出できませんでしたが、10位という結果を収め、こちらも過去最高の順位となりました。
国別団体成績
大会には53か国が参加し、日本は総合14位という結果でした。これは、2023年ギリシャ大会で31位、2024年香港大会で39位に対する大きな前進です。トップはシンガポールで、続いてカナダや中国が上位に名を連ねましたが、日本の代表選手たちの尽力が評価される結果となりました。
終わりに
日本代表チームの全員メダル獲得は、彼らの努力と成果を象徴する素晴らしい成果です。今後もこのような活躍が続き、多くの若者が経済学やビジネスの道を志すきっかけになればと思います。大会の詳細は、IEO2025の公式ウェブサイトや日本代表派遣事業のウェブサイトで確認できます。
法人概要
・商号: 認定NPO法人金融知力普及協会
・所在地: 東京都中央区日本橋1-4-1コレド日本橋16F
・代表者: 金子昌資
・事業内容: 金融経済教育の機会提供
・設立: 2002年6月
・HP:
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