森トラスト、ニューヨークの大規模複合ビル35ハドソンヤードを取得

森トラスト、ニューヨークの複合ビル「35ハドソンヤード」取得

森トラスト株式会社が、今月18日（日本時間）にニューヨーク・マンハッタンの「35ハドソンヤード」の区分所有権を取得したことを発表しました。この物件は、オフィス、ホテル、リテールが一体となった複合建物で、多彩な商業機能を有しています。これにより、森トラストの米国における不動産投資は12棟目となり、マンハッタンでは2棟目の取得となります。

ハドソンヤードとは？

「ハドソンヤード」は、ニューヨークのミッドタウンウエストに位置する大規模複合開発プロジェクトです。このプロジェクトは、オフィスビル、住宅、商業施設、文化施設などが一体となったもので、今後の再開発によって、さらに活気を呈することが期待されています。特に「35ハドソンヤード」は、その中心的なビルとして注目されています。高級フィットネスを展開するエクイノックス社が運営する「エクイノックス・ホテル」が、15~29階に位置しており、ウェルネスに特化した客室やアメニティを備えています。

エクイノックス・ホテルの特徴

このホテルは、泊まる人々の健康を重視し、最高級の宿泊体験を提供しています。遮光・遮音性に優れ、自然素材を使用した寝具が導入された客室は、心地よい眠りを追求しています。また、睡眠科学者と共同で開発された「スリープラボ」と呼ばれる部屋では、質の高い睡眠をサポートする独自の設備が整っています。

さらに、5,500㎡を超えるフィットネスエリアやスパも併設されており、宿泊中は多彩なレッスンやリラクゼーションが楽しめます。これらの施設は、健康志向のビジネスマンやアスリートから高い評価を得ています。

今後の展望

ハドソンヤードエリアは、観光スポットやオフィス街としての需要が高まっており、今後の成長が期待されています。民泊規制の施行により、需要はさらに増す見込みです。森トラストは、長期的なビジョン「Advance2030」に従い、海外不動産への投資を積極的に進める方針を掲げています。この「35ハドソンヤード」の取得は、その一環として位置づけられています。

会社は、「安定性」「持続性」「成長性」を重視し、最適な資産ポートフォリオの構築を目指しています。また、日本国内においても、観光地としての魅力を高めるためのプロジェクトを推進しています。

会社概要

森トラスト株式会社は、東京都港区に本社を構える不動産ディベロッパーで、都市開発やホテル事業を手掛ける総合企業です。国内外に広がる52棟のビルや36ヶ所のホテルを展開し、歴史的な建築物を活用した開発にも注力しています。

今後も森トラストによる日本と海外の事業展開に注目が集まります。特に、「35ハドソンヤード」は、ニューヨークの新しいランドマークとして、今後の動向が期待されます。