東京駅直結の新たな文化交流拠点「直会 naorai」がオープン

新たな伝承館「直会 naorai」オープン！

東京駅からのアクセスも抜群なKITTE丸の内に、日本の伝統文化と技術を発信する新スポット「直会（naorai）」が2024年1月30日に期間限定でオープンします。この施設は、株式会社ポロロッカの運営により、2025年1月13日までの約350日間、訪れる人々に日本の「和の趣」を届けます。

コンセプトと背景

「和の趣をつなぐ、今につなげる」をテーマにしたこの伝承館は、日本の独自文化を次世代に受け継ぐための取り組みです。近年、伝統工芸は高齢化や後継者不足、生産量の減少といった課題に直面しており、そのリスクを踏まえた意義あるプロジェクトが始まったのです。ポロロッカは、これらの文化が埋もれてしまうのではなく、さらに発展するための場を提供します。

多様な商品と体験

「直会」では、伝統工芸品や生活雑貨、衣料品などを取り扱っています。具体的には、６つのテーマを設定し、それぞれに特化した商品を提供していきます。このテーマには、「苔の輝き」「墨の佇まい」「金箔の雅」「木毛の優しさ」「香りの安らぎ」「染めの恵み」が含まれます。

1. 苔の輝き

苔テラリウムを通じて、癒しのインテリアとして楽しむ提案がなされ、道草michikusaの製品が販売されます。

2. 墨の佇まい

墨絵師・御歌頭による独特のスタイルの作品も楽しめます。墨に濃淡をつけないその技術は、まるで生きているような躍動感を与え、来館者を惹きつけます。

3. 金箔の雅

加賀の伝統を生かした金沢箔を取り入れた商品が並び、日常生活における美を提供します。

4. 木毛の優しさ

高知の伝統的な木毛を使用した商品は、環境に優しく持続可能な商品の代表です。

5. 香りの安らぎ

オーガニック製品を用意し、自然の香りがもたらすリラクゼーションを提供します。

6. 染めの恵み

天然インディゴを使った衣類など、自然の恵みを実感できる商品が多様に揃います。

特別イベントも開催

オープンを記念して、墨絵師御歌頭による特別ライブパフォーマンスも行われます。このパフォーマンスは2024年2月10日（土）に実施され、干支「龍」をテーマとした作品が披露される予定です。また、サイン会も併催され、御歌頭のファンにとっては見逃せないチャンスです。

伝承館「直会」の意義

この新しい施設は、ただ商品を販売するだけでなく、伝えられるべきものを次世代に向けて発信し、体験できる場でもあります。ポロロッカの代表取締役である篠田修史氏は、「作り手の思いや日本の自然を大切にしながらお客様に届けていきたい」と語っています。日本のたからものともなる伝統文化を、日常生活に溶け込ませていく取り組みが期待されています。

「直会」で、ぜひ日本の美と技に触れてみてください。