上智大学が学びの未来を紡ぐ戦後80年企画展
上智大学が、アジア太平洋戦争の終結から80年を迎えるにあたり、特別企画展「上智大生の戦前・戦中・戦後-未来につなぐ記憶をあつめて-」を2025年7月11日から9月15日まで開催します。この展覧会では、戦争体験者が少なくなる中で、若い世代に戦争の現実を伝えるための取り組みが行われます。
展示内容の概要
本展では、上智学院ソフィア・アーカイブズに所蔵されている貴重な写真や資料を通じて、戦争の激動の中で学生たちがどのように過ごしたのかを読み解くことが目的です。具体的には、当時の教育勅語や卒業式の答辞など、総力戦体制下にあった時代の教育資料を展示します。これは、学生たちの思いや苦悩を浮き彫りにし、記憶の重要性を再確認するきっかけになるでしょう。
資料の特徴
加えて、卒業生から寄贈された寄せ書き入りの日章旗や千人針、学生の遺書、抑留経験者の遺品、晩年の書簡など、多彩な資料が展示されます。これらの資料を通じて、戦争を生き抜いた学生たちの実際の体験に触れ、自由に考えることの重要性や平和の大切さについて考えてもらうことが狙いです。
開催概要
- - 会期: 2025年7月11日(金)~9月15日(月・祝)
- - 時間: 10:00~17:00(平日・土日祝共通)※8月31日(日)は休館
- - 場所: 上智大学四谷キャンパス 中央図書館1階展示スペース
- - 展示資料数: 22点(予定)
- - 入場方法: 申込不要・入場無料
この企画展は、上智学院ソフィア・アーカイブズの主催のもと行われます。一般の方からの問い合わせは、展示専用のメールアドレスまたは電話(平日9時~17時)で受け付けています。詳細は企画展の公式ページ(
上智大学企画展URL)を参照してください。
まとめ
戦後80年という節目に、上智大学が開催するこの企画展は、過去の記憶を未来へとつなげる重要な機会です。戦争を知らない世代が増える中、若者たちに向けて戦争の現実を伝えるためのメッセージが込められています。この機会にぜひ、歴史を学び直し、平和の大切さを再認識してみてはいかがでしょうか。