珈琲業務で障がい者雇用
2025-11-12 12:37:03

ワークスバリアフリーが新たな障がい者雇用の場を創出、珈琲業務にも挑戦

障がい者雇用を促進するワークスバリアフリーの新拠点



株式会社ワークスバリアフリーは、2023年11月17日に東京都葛飾区に新たな障がい者向けのサテライトオフィスを開設します。このオフィスでは、障がい者の方々が珈琲の焙煎業務に携わり、社会での活動を広げる場を提供します。これまで、同社は事務職を中心に障がい者雇用を支援していましたが、今回の開設により新しい挑戦が期待されます。

現在の障がい者雇用の状況



日本における障がい者の雇用は、企業の法定雇用率に基づいて運営されていますが、実際には多くの企業がこの目標を達成できていません。厚生労働省のデータによると、2024年12月に発表された「令和6年 障害者雇用状況の集計結果」においては、法定雇用率を達成している企業の割合が46.0%と、前年よりも低下しています。障がい者雇用が進まない要因には、企業側の業務切り出しや評価の難しさ、障がい者側の職場環境への不安などがあります。

新たなサテライトオフィスの特長



新しく開設されるサテライトオフィスは、青砥駅から徒歩7分の立地に位置し、収容人数は42名です。業務内容としては、オフィス向けオリジナル珈琲の製造過程の一部を障がい者が担うことになります。選別や加工、梱包など、業務の細分化により、各自の特性に応じた役割分担が可能となり、就労機会の創出に繋がります。

さらに、ワークスバリアフリーでは常駐のスタッフによるサポート体制を整え、障がい者が安心して働き続けられる環境を提供することを目指しています。完成した珈琲は社内外に配布され、就労の成果を視覚的に認識できる点も、大きな魅力です。

担当者のメッセージ



この新たな拠点に関わる大谷達也さんは、「私たちは、障がい者が自分らしく働ける場所を増やすことが、社会全体の求めに応えるものだと信じています」と語ります。選択肢を広げ、各自が活躍できる環境を構築することが重要であり、そのために本サービスが設立されました。

珈琲焙煎は多くの工程に分かれており、それぞれの社員がやりがいを感じられる仕事環境を提供します。障がい者の方々にとっても、完成した商品を通じて、働く喜びや誇りを実感できる機会を創出することを目指しています。

障がい者雇用の未来に向けて



株式会社ワークスバリアフリーが新たに提供する珈琲焙煎業務は、障がい者雇用の可能性を広げる重要なステップです。企業の社会的責任やブランディングに貢献できるという点でも、高い価値が生まれます。

今後も、ワークスバリアフリーは障がい者の雇用問題に対し、精力的に取り組んでいく予定です。新たなサテライトオフィスを通じて、障がい者が活躍できる社会を実現するための一歩を踏み出したのです。社会全体の意識変革を促し、共に助け合いながら発展できる未来を目指していく取り組みが、今後ますます期待されます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

会社情報

会社名
株式会社DYM
住所
東京都品川区大崎1-11-2ゲートシティ大崎イーストタワー10階
電話番号
03-5745-0200

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。