岡山県新見市で味わう、甘くてジューシーな桃!「草間もも直売まつり2024」開催
岡山県新見市は、県内唯一の「二桃流」の産地として知られています。JA晴れの国岡山阿新桃部会では、消費者に甘くておいしい桃を届けるため、カルスト台地にある畑で桃づくりに励んでいます。
昨年、地域念願の復活を遂げた「草間もも直売まつり」が今年も開催されます。当日は、新見の名産である「赤い桃」の試食や、生産者による数量限定特別価格での桃の直売が行われます。さらに、地元野菜の直売や、地元特産のおこわ、焼きそば、焼き鳥など、様々な出店が並び、新見の夏を盛り上げます。
今年のイベント情報
開催日時: 7月21日(日) 8:45~14:00(販売開始9:00~)
場所: 土橋交流センター(新見市土橋928)
主なイベント:
新見産白鳳、浅間白桃の直売(2kg箱のみ販売、売り切れ次第終了)
「赤い桃」の試食
地元野菜の直売
地元特産のおこわ、焼きそば、焼き鳥などの出店
ステージイベント
※少雨決行。荒天時は中止となることがあります。
新見市の桃産地
新見市は、岡山県内唯一の「二桃流」の産地です。岡山県では、袋かけにより太陽の光を遮り、果皮・果肉ともに白く仕上げた「岡山白桃」が一般的です。しかし、新見市では「岡山白桃」に加え、日光を当てて赤く仕上げた「赤い桃」も栽培しています。
新見市のカルスト台地は、水はけが良く、甘みの強い桃が育つのに最適な環境です。昭和36年頃から栽培を始めた歴史ある桃の産地であり、その味わいは多くの人に愛されています。
新見のカルスト台地
JA晴れの国岡山阿新桃部会は、新見市草間地域及び豊永地域を拠点としたカルスト台地で桃づくりを行っています。地域内には、石灰岩(カレンフェルト)がいたるところに散見されます。桃の他にも、ぶどうや大根、トマトなど、様々な農作物が栽培され、近隣の直売所で販売されています。
新見市の桃づくり
新見市の桃農家は、丁寧に桃を育てています。
人工授粉: 桃の花が咲く4月初め、桃畑が一面桃色に染まる中、人工授粉が行われます。桃の中には、花粉を持たない品種があり、花粉を持つ別の品種の樹から採取した花粉を、人工的に受粉させることで、安定して桃を収穫することができます。
摘果: すべての花が桃の実になると、樹には大量の果実がつきます。一見、たくさん収穫できそうで良いように思えますが、そうすると、栄養や水分が分散し、果実一つ一つが小さくなってしまいます。そこで、必要な数だけ残して、不要な果実は小さいうちに落とす摘果という作業を行います。
袋かけ: 桃は、日光に当たると赤く色づく特徴があります。新見市では、日光を当てて赤く仕上げる「赤い桃」が特徴です。白く仕上げたい「おかやま夢白桃」や、袋をかけることで品質が良くなる品種には、袋かけを行います。袋をかけた後は、甘みを蓄えながら果実が大きくなるのを待つばかりです。
新規就農者募集
新見市では、桃やぶどう、トマト、りんどうで就農に興味のある方を対象とした体験型の講座「就農準備講座」を毎年開催しています。
令和5年度からももコースに参加している西川さん(62歳)は、「退職後に就農しようと、3年前に4品種の桃20aを定植し、現在管理しています。この講座は、ベテラン生産者の指導を直接受けることができ、わかりやすいです」と話していました。
新見での就農に興味がある方は、ぜひ一度、産地までお問い合わせください。
【問合せ先】
新見農業普及指導センター
TEL: 0867-72-9177 FAX: 0867-72-0495
JA晴れの国岡山新見アグリセンター
TEL: 0867-72-3134 FAX: 0867-72-7117
【参考情報】
岡山県新見市就農情報チャンネル(YouTube)
https://www.youtube.com/@user-me3lu3ng4w