注目のシード・アーリー期スタートアップ8社が選出された理由とは
一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)は、毎年恒例の「J-TECH STARTUP 2024」を開催し、シード・アーリー期のスタートアップ8社が認定されました。これは、ディープテック領域で革新性と社会的影響力を持つ企業を選出するもので、今年で9回目となります。
今年の選出企業
選ばれた企業は、医療、バイオ、エネルギーといった多様な分野で活動しており、各社の独自の技術や理念が業界の期待を集めています。
シード枠の企業
1.
Floatmeal株式会社
「持続可能な生産で、食料安全保障と気候変動に挑む」を掲げ、ウキクサの一種であるウォルフィアを用いた持続可能な安定生産技術を開発しています。高たんぱくで栄養価の高い食材としての利用が期待されており、化粧品やエネルギー源としても活用可能です。
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2.
UniMedical株式会社
心疾患用新たな診断医療機器を開発中の東北大学発スタートアップで、従来の検査方法では見逃されがちな心疾患を早期に発見するための革新的なスクリーニング技術を提供しています。
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アーリー枠の企業
3.
株式会社EXORPHIA
幹細胞由来の治療薬を研究開発しているバイオテクノロジー企業で、主に不妊治療や次世代型ワクチン開発に取り組んでいます。安全性と有効性を科学的に確認しながら製品化を進めています。
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4.
株式会社クォンタムフラワーズ&フーズ
中性子線を利用した放射線育種を行い、有用な変異体を生成する技術を開発しています。生物資源の新たな開発手法を提供します。
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5.
Global Vascular株式会社
次世代ステントの開発を行い、血脈流が不足している患者向けに新たな治療法を提供しようとしています。斬新なナノコーティング技術を駆使して、長期的な血流維持を実現します。
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6.
株式会社TCNプライム
医療機器の開発を通じ、多くの患者の命を救うことを目指す企業で、簡便で安全な治療法を提供する新しい機器の開発に注力しています。
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7.
LiSTie株式会社
特殊なセラミックス膜を用いて、リチウムを選別する技術を開発し、2030年代のリチウム資源管理に貢献することを目指しています。
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8.
株式会社マリス creative design
障がい者の自立を支援する技術を開発し、視覚障がい者向けの歩行アシスト機器「Seeker」を制作。エッジコンピューティング技術を用いて周囲を認識し、障がい者をサポートします。
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次回イベントの詳細
TEPは、2025年の2月19日に「第9回 J-TECH STARTUP SUMMIT」を開催予定です。このイベントでは、認定企業によるプレゼンやパネルディスカッションが行われ、自身のビジネスモデルや技術を広くアピールする場となります。また、特別賞の授与式も行われる予定です。
日時と場所
- - 日時: 2025年2月19日(水)13:30~16:40
- - 場所: Tokyo Innovation Base(有楽町)
- - 参加方法: 参加には事前のチケット申込が必要です。
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このイベントは、起業を目指す方々や、研究者、大手企業の投資家にとっても貴重な機会となります。ぜひ、参加を検討してください。
終わりに
TEPは、15年以上にわたりシードやアーリー期のスタートアップ支援を続けてきました。今後も多くの技術系スタートアップの成長を支援し、社会にインパクトを与える企業の育成に努めてまいります。