ロンシャンの2025年夏コレクション「LIVE GREEN!」
ロンシャンが2025年の春コレクション「THINK PINK!」に続く夏コレクション「LIVE GREEN!」を、パリ・ファッションウィークにて発表しました。クリエイティブ・ディレクターのソフィ・ドゥラフォンテーヌは、現代のパリジェンヌが生活を楽しみ、自然とのつながりを感じられる瞬間を作品を通じて表現しています。
コレクションのテーマに込められているのは、「家族の元に帰る」というアイデア。彼女は、自然の中で愛する人たちと過ごす時間からインスピレーションを得ており、ノスタルジックな過去を振り返るのではなく、今を生きるエネルギーをファッションで描き出しています。草花が咲き乱れる家庭菜園や、パリの光が溢れる街での楽しいひとときを感じさせるデザインが特徴です。
夏を満喫する現代パリジェンヌ
現代のパリジェンヌは、農作物が豊かな家庭菜園から始まり、マルシェや川辺、牧草地へと自然に身を委ねて夏を楽しみます。朝の早い時間に過ごす彼女たちの装いは、エプロンを再解釈したサンドレスや、ストラップのアクセント付きのコットンリネンのロングスカート、レザー素材のドレスなど、季節感溢れるカラフルなデザインが揃います。
特に、家庭菜園で採取したばかりのトマトやニンジンを収穫する姿、そして友人や家族と共に長い食卓を囲み、手料理を分かち合うシーンは夏の喜びを感じさせるものです。すべてが自然の恵みで満たされ、甘い香りが漂う中、温かい時間を過ごす姿が思い描かれます。
サステナブルなファッション
コレクションの中で目を引くのは、再生素材で作られたトートバッグや防水のハットなどのアクセサリーです。これにより、ファッションが持続可能であることを意識したデザインが展開されています。また、透明感のある素材で彩られた衣類や、アートワークが施されたものも多く、現代の価値観をしっかりと反映しています。
ディナーのためのエレガントな装い
日が沈む頃には、ヴィシー柄のロングドレスや、キモノジャケットでしっかりとした雰囲気を演出します。これらは、家族が集まる食卓を華やかにし、まるでホームパーティのような賑わいを感じさせる素敵なコーディネートです。
こうしたコレクションの詳細は、各ルックを通じてチェックでき、素材やカラーパレットにも家庭菜園からインスパイアされた自然な色合いが使われています。
フランスの伝統と革新
ロンシャンは1948年に創業され、その後もフランスの文化を根ざした星として、長い歴史の中で生き続けています。「ル プリアージュ®」や「ル ロゾ」といったアイコニックなアイテムは、日本でも愛されています。さらに、環境への配慮やサステナビリティも進化し、2022年末にはすべての「ル プリアージュ®」がリサイクルナイロンを使用するなど、かつてないスタイルへの挑戦を続けています。
この新しいスタイルは、現代における「生きる歓び」を象徴し、世界中の女性に向けたオシャレなメッセージを発信しています。