独身ミドル・シニア世代が求めるパートナー像と活動実態
タメニー株式会社が運営する結婚相談所「パートナーエージェント」は、50~79歳の未婚男女を対象にした「独身ミドル・シニア世代の婚活・恋活」に関するアンケート調査を実施しました。調査は2,401名を対象に行われ、今回の結果から見えてきた独身ミドル・シニア世代の恋愛意識や活動実態を詳しく解説します。
調査の背景と目的
現在、日本は「人生100年時代」と言われ、長寿社会に突入しました。その中で、より充実した生活を送りたいと考えるミドル・シニア世代の方々が増えています。国立社会保障・人口問題研究所が予測するように、今後も平均寿命は延び、これからの生活をともに過ごすパートナーが欲しいと考える未婚者も少なくないでしょう。今回の調査では、出会いの場、理想の相手、結婚観といった多角的な視点からこの世代の意識を捉えました。
調査結果の概要
恋愛状況
調査によれば、独身ミドル・シニア世代の19.9%は「恋愛をしている」と回答しました。これは昨年に比べ若干の減少を示しているものの、恋愛を求める気持ちが依然として根強いことを示しています。
出会いの場
最も多い出会いの場は「仕事関係」で、31.6%の人が職場での出会いを挙げています。また、趣味の集まりや行きつけの店での出会いも多いことが分かりました。婚活サービスの利用者は9%で、その中でもマッチングアプリが主流であることが明らかになりました。
結婚願望
独身ミドル・シニア世代の21.5%は「結婚相手や恋人が欲しい」と考えており、これは昨年よりも0.9ポイントの微増を示しています。これに対し、約7割の人は特に積極的な行動に出ていないとの結果が出ています。それは、希望はあれど行動に移せずにいる現状を示しているのです。
パートナーを求める理由
多くの人が結婚相手を求める理由は「安心・信頼できるパートナーが欲しい」というもので、特に女性は経済的な不安からパートナーを求める傾向が見られました。
理想のパートナー像
独身ミドル・シニアが望むパートナーの年齢は「50代」が多く、若い世代、特に男性は20~30代の相手も視野に入れています。
望まれる結婚セレモニー
結婚する場合に希望するセレモニーは「食事会」「少人数結婚式」「フォトウェディング」が人気でした。
結婚観の変化
ミドル・シニア世代の結婚観は年齢を重ねるにつれて変化しており、健康面や安心感を重視する傾向が強まりました。「容姿や条件よりも、一緒に居て安心できる相手が良い」との見解も多く聞かれます。
今後の展望
今回の調査から、独身ミドル・シニア世代が「気の合う人と穏やかに過ごしたい」というニーズが明らかになりました。また、マッチングアプリなどデジタルツールを利用した婚活の可能性も広がっており、今後この世代の婚活はますます多様化していくことが予想されます。皆が安心して生きやすい環境を整えるためにも、情報提供やサポートが必要とされています。
会社情報
タメニー株式会社は、結婚相談所「パートナーエージェント」を中心に、婚活事業を展開しています。今後もミドル・シニア世代のニーズに応じたサービスを提供し、更なるサポートを行っていくことでしょう。