銀座で開催の展覧会「HERALBONY ISAI 光を織りなす」で手仕事の美を再発見

銀座でアートの魅力を再発見

銀座の隠れたアート拠点、HERALBONY LABORATORY GINZAにて、展覧会「HERALBONY ISAI 光を織りなす」が開催中です。この展示は、自社ブランド「HERALBONY」が新たに提案する「手仕事」をテーマに、異彩を放つ作家たちの個性的な作品を集めたもの。会期は5月24日から6月23日までの約一ヶ月間、ぜひ足を運んでみてください。

展示概要

本展覧会は、毎週火曜日は定休日となり、最終日の6月23日（月）は15:00で閉店します。営業時間は11:00から19:00で、場所は東京都中央区銀座2丁目の銀冨ビル1階に位置しています。この独特な空間で、さまざまな作品に触れ、アートの新たな側面を発見するチャンスです。

「手仕事」に焦点を当てたアート

「HERALBONY ISAI」は、作家たちの「手仕事」に重点を置き、アートの新たな価値を提案することを目的としています。本展では、五十嵐久氏の手織り作品を活用したISAIシャツや、五名の作家による一点もののアートピースが展示されます。また、制作風景を捉えた高木由利子氏の作品も紹介されており、アートの制作過程を間近に感じることができます。作家たちの手仕事の美しさとその背後にある物語を、HERALBONY独自の視点で楽しむことができるのが魅力です。

アトリエを覗く窓

展示空間は、アーティストのアトリエを覗く窓をテーマにしています。高木由利子氏が撮影したアート制作の過程を展示することで、作家の「時間」と「気配」を切り取った瞬間を感じることができます。これは、単なるアートの展示にとどまらず、アートの奥深さを直接体感するための仕掛けです。

さらに、五十嵐氏が織り機に向かう際の音を再生することで、その静謐なリズムも体験できます。アートは視覚だけでなく、聴覚とも結びついており、あたかも自分自身がその制作の現場にいるかのような体験ができるでしょう。

参加作家と高木由利子氏

起用されている作家には、五十嵐久の他にも、石原直典、山口慶祐、佐藤輝尚、三輪晃之、余語充敦といった才能が名を連ねています。彼らの各々の作品が持つ個性を感じることで、アートの広がりを体験できるはずです。
高木由利子氏は、東京出身で、武蔵野美術大学でグラフィックデザインを学び、その後、イギリスのTrent Polytechnicでファッションデザインを学びました。彼女の写真作品は、衣服や人体を通じて「人の存在」を表現し続けており、最近では自然現象への興味をもとに、自己のプロジェクトに挑戦しています。

アートを感じる新たな体験

本展覧会では、視覚だけでなく、身体でアートを感じる体験も提供されています。展示作品は購入可能で、実際に身にまとうことで、より深くアートに触れることができます。感覚を通してアートとの対話を楽しむひとときをお過ごしください。

この展覧会はただの展示ではなく、アートに対する新たなアプローチを提供するものであり、訪れる人々に特別な体験をもたらします。皆さんもぜひ、自分だけのアートの世界を見つけに行ってみてはいかがでしょうか。