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株式会社テノックス、浅層混合処理工法「テノキューブ工法」を発表

株式会社テノックス（本社：東京都港区、代表取締役社長：若尾直）は、地盤改良の新たな手法である「テノキューブ工法」を開発したことを発表しました。この工法は、矩形状の地盤改良体を構築することで、高品質な基礎工事を実現します。また、一般財団法人先端建設技術センターより、先端建設技術・技術審査証明を取得しており、2025年2月からの販売開始が予定されています。

浅層混合処理工法の概要

基礎工事には杭工法や地盤改良工法が一般的に利用されますが、浅層混合処理工法は、セメントなどの固化材料と現地の土を混合して固める技術です。この技術は、支持層が浅い場合に適応され、バックホウなどの機器を用いて直方体の地盤改良体を築造することができます。特に中低層建物の建設に対して有用とされ、深い支持層のある場合は、杭打機を使って円柱状の改良体を形成する深層混合処理工法と併用されます。

テノキューブ工法の特長

テノックスは40年以上の間、深層混合処理工法である「テノコラム工法」を施工しており、全国で4万件以上の実績を誇ります。「テノキューブ工法」は、この実績を基にして、同じように支持された施工管理装置を使用し、高品質を確保しています。

1. 高信頼性

テノキューブ工法は、テノコラム工法と同じ機関で技術審査証明を受けており、均質な地盤改良体であることが認められています。このため、工法の信頼性は非常に高いといえます。

2. 環境負荷の低減

本工法では、GNSS（全球測位衛星システム）やIMU（慣性計測装置）を用いて、リアルタイムで三次元測定が行われます。このため、施工時の掘削範囲に応じた最適なセメント量を投入でき、従来の方法に比べてセメントや排土量の削減、さらにはCO2排出量の低減が可能です。

3. 施工情報の透明性

施工状況は無線通信を通じてリアルタイムで共有され、工事監理者や元請技術者も状況を把握できます。さらに、施工情報は自動保存され、後から施工状況や改良体の確認が行えるため、透明性が保たれています。

今後の展望

テノックスは、物流倉庫、工場、集合住宅など、幅広い建築物にこの工法を適用し、販売を強化する計画です。また、傾斜のある支持層に対しては深い部分にはテノコラム工法を、浅い部分にはテノキューブ工法を併用するなど、合理的な基礎構造の提案もしていく予定です。

会社概要

• - 会社名: 株式会社テノックス
• - 代表者: 若尾直
• - 資本金: 17億1,090万円
• - 従業員数: 366名
• - 本社所在地: 東京都港区芝5丁目25番11号
• - HP: 株式会社テノックス

お問い合わせ

本件に関するお問い合わせは、株式会社テノックス営業本部建築営業部までご連絡ください。
TEL: 03-3455-7790
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