2025大阪・関西万博の新たな取り組み
2025年に開催される大阪・関西万博に向けて、身体に不自由を抱える方々が万博を楽しむための「アクセシブルサポート」が導入されることが発表されました。このサポートは、万博会場の内外で提供され、約35万人の方々がより参加しやすくなることを目指しています。一般社団法人関西イノベーションセンターが運営するこのプロジェクト「LET‘S EXPO」では、リアルとバーチャルの両面から、万博に参加する全ての人々が楽しめる環境を整えていきます。
体験に向けた2つのサポート
1. 会場内サポート
このサポートでは、万博会場内で身体的理由(肢体不自由や視覚障がい)により移動が困難な方々を対象に、スタッフが直接その方々の移動を支援します。これにより、万博会場でのリアルな体験のハードルを下げ、誰もが安心して楽しむことができる環境を提供します。
提供日時
- - 2025年4月13日(日)〜2025年10月13日(月)の9:00〜17:00
- - 利用は無料ですが、別途チケット代が必要となる場合があります。
2. バーチャル体験サポート
万博に足を運べない方々のために、バーチャル環境を通じて万博を楽しむサポートも行います。3Dで再現された夢洲会場を、スマートフォンやPCのアバターを通じて体感できる「バーチャル万博」や、各パビリオンのオンラインツアーが提供され、介護施設や障がい者施設での視聴がサポートされます。
提供日時
- - 同様に2025年4月13日(日)から10月13日(月)まで実施。
- - こちらも利用は無料です。
参加したい方々への調査結果
日本の超高齢社会を背景に、万博への参加希望者が多数いる一方で、実際には参加が難しいと感じている方が多いことが判明しています。特に、2024年に実施された調査では、86.4%の方々が万博に行きたいと希望したものの、98.1%が参加が難しいと感じたという結果が出ています。これらの課題を解決するために、「アクセシブルサポート」が導入されます。
ボランティアを募集!
「アクセシブルサポート」に関するボランティアスタッフの募集が2024年8月29日から開始されます。会場内サポートでは1,000人、バーチャル体験サポートでは各都道府県において10人以上の応募を予定しています。活動日には交通費の補助もあり、参加者には専用の研修も提供されます。
募集スケジュール
- - 8月29日 応募受付開始
- - 9月24日 ボランティア説明会
- - 11月30日 応募締切
- - 2025年1月 基本研修実施予定
このように、「LET'S EXPO」プロジェクトは、大阪・関西万博に身体的制約のある招待者を迎えるための様々な枠組みを構築しています。これにより、万博が誰にでも開かれたイベントとして、多くの人々に希望を与えることでしょう。さらなる詳細は、公式サイトをご覧ください。
LET‘S EXPO公式サイト