オンライン調剤サービス「薬急便」に新機能登場
株式会社MG-DXが提供するオンライン調剤サービス「薬急便」は、最近新しい機能を追加しました。それは、自社開発のAI-OCR技術を利用して処方せんの有効期限を自動で判定する機能です。この革新的な技術により、患者は自らが送信した処方せんの画像をAIが解析し、有効期限がすでに過ぎている場合には即座にアラートが表示される仕組みになっています。
これまでの課題
調剤薬局では、処方せんの有効期限を確認することが必須です。しかし、これまでは薬剤師やスタッフが手動で確認を行う必要があり、このプロセスは時間がかかり、ミスが生じる可能性がありました。時には患者が店舗を離れた後に確認漏れが発生し、医療サービスの質を損なうリスクもありました。こうした問題を解決するため、MG-DXはAI-OCR技術を開発し、既存の「薬急便」プラットフォームに統合しました。
機能の特長
新機能では、処方せん画像を自動で分析し、有効期限が切れている場合にはシステムがアラートを出すことで、スタッフの負担を軽減します。この結果、確認ミスを避けることができ、患者対応がより迅速かつ正確となります。特に、有効期限切れを早期に発見できるため、患者への連絡や再取得の依頼がスムーズに行えるようになり、待ち時間や再訪リスクの低減も期待されます。これにより、患者へのサービス品質も向上します。
さらに、このAI-OCR技術は「薬急便 遠隔接客AIアシスタント」への統合も計画されており、薬局業務全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させる役割を果たします。
利用料金
このAI-OCR機能の利用に際しては、ご利用メニューに応じた追加オプション費用が必要になります。例えば、処方せんの事前送信時における有効期限チェックは1枚あたり3円から、レセプトコンピューター入力用QR変換は9円から利用できます。なお、価格は利用状況や契約内容によって変動する場合があります。
会社の展望
MG-DXは今後も「薬急便」の機能を拡充し、患者と薬局の双方にとって利便性の高いサービスを提供していく予定です。さらに、調剤業務のDX推進を一層支援するため、新機能の開発も続けていきます。
薬局業務における効率化を狙うMG-DXの取り組みは、関係者からも期待が寄せられています。
「薬急便 遠隔接客AIアシスタント」の責任者である三澤佳祐は、次のように語っています。「多くのご要望に応える形で自社開発のAI-OCR技術を導入し、皆さまに利便性向上とコストメリットを実感していただけると確信しています。今後もさまざまな機能を順次追加し、業務の効率化を進めていきます。」
これからの「薬急便」の進化に、大いに期待したいところです。