福岡大学薬学部の医療支援活動
2023年7月28日、熊本県で発生した地震に対し、福岡大学薬学部の江川孝教授と4年次生の中邑風貴さん、山内珠愛さんが被災地支援に取り組みました。江川教授は福岡県薬剤師会のモバイルファーマシー第2班のリーダーとして、8月4日から7日まで熊本県八代地域で薬事支援活動を実施。主な任務は、災害処方箋や被災者からの薬に関する相談への対応、医薬品在庫管理、避難所の環境衛生調査などです。
彼らは地域の医療体制を整備し、被災者が利用できる医療機関の情報を整理しました。特に、災害医療から通常の医療への円滑な移行を重視し、薬局の開局状況を整理し、Googleマップを作成しました。また、被災者向けのリーフレットも作成し、地域資源を最大限に活用する支援体制を構築しました。
さらに、江川教授は八代地域保健医療福祉調整本部の会議に参加し、行政や他の医療支援グループと連携を図りながら薬事に関する課題の解決に努めました。
一方、中邑さんと山内さんは、「日本災害医学会学生部会(DMAS)」のメンバーとして、熊本県庁の調整本部で活動しました。彼らは福祉施設の状況を確認し、水不足の施設に対する支援を整理する任務を担いました。また、物資支援班として水循環システム「WOTA」が必要とされる医療機関のリストを作成し、病院支援班では広域災害救急医療情報システム(EMIS)のモニタリングを行いました。これにより、必要な医療機関に迅速に支援物資を届けるための基盤を整えました。
今回の活動を通じて、教員はプロフェッショナルな薬剤師として現場で支援を行い、学生たちは医療支援の調整や情報整理を担当することで、それぞれの観点から貢献しました。これらの経験は、今後の災害医療の教育や研究に活かされ、地域社会へ貢献できる医療人の育成につなげることが期待されています。
このような取り組みが、将来の災害時における医療支援において、どのように役立つのかが注目されます。福岡大学の医療人材育成が災害時の地域支援における一助となることが期待されています。
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福岡大学薬学部ウェブサイト