DMM英会話、Bitwardenで安全なパスワード管理を実現した事例

DMM英会話とBitwardenの連携

DMM英会話は、オンラインで英語を学べるプラットフォームを提供しており、世界中から多くのユーザーを抱えています。このような大規模なサービスを運営する上で、セキュリティは最も重要な要素の一つです。特に、ユーザーの個人情報やアカウントデータを扱うため、強固なパスワード管理のシステムが求められます。そこで、DMM英会話が選んだのが、オープンソースのパスワード管理ツール、Bitwardenです。

DMM英会話のオンラインレッスン

DMM英会話は、スマートフォンやパソコンを使って、いつでもどこでもマンツーマンレッスンが受けられるオンライン英会話サービスです。世界中から1万人以上の講師が在籍しており、生徒は自分のニーズに合わせたレッスンを選べます。レッスン教材の数は1万種類以上で、全て無料で利用可能です。これにより、受講者は言語だけでなく、各国の文化や価値観を学べるというメリットも楽しめます。

IT部門の役割

DMM英会話のIT部門では、グローバルに展開する会社として、安全な作業環境を整えなければなりません。セキュリティポリシーに則り、日本やアジア、ヨーロッパ各国から働く従業員が、安心して業務に取り組める環境を構築しています。なかでも、パスワード管理は特に重要な業務の一環です。社員間でのパスワードの不正共有を防ぐため、以前からパスワード管理の厳格な基準を設けていました。

Bitwardenの導入理由

DMM英会話がBitwardenを導入したのは、成長に伴いセキュリティの脅威が高まったためです。かつて使用していた別のパスワード管理ソフトは、価格改定や機能面での不備があり、パスワードの管理が不適切になっていました。Bitwardenは、コストパフォーマンスに優れ、社員へのパスワード共有やアクセスの柔軟な管理が実現できるため、全社での導入が決まりました。

Bitwarden導入後の変化

Bitwarden導入後、社員のパスワード管理が飛躍的に改善されました。以前は、付箋やエクセルシートを用いてパスワードを管理していましたが、現在は全社員に対してBitwardenの利用が義務付けられています。これにより、暗記や不適切な手段から解放され、パスワード管理のレベルが上がりました。また、二要素認証の利用が徹底しており、さらにセキュリティが強化されています。

Bitwardenの利用方法

Bitwardenの使用にあたっては、全社員にトレーニングが実施されます。ツールに不慣れな社員も、短時間でその重要性を理解し、利用を日常業務に組み込むことができるようになります。トレーニングを通じて、社員はパスワード管理の必要性を認識し、自身の業務の効率を向上させています。

IT部門の心がけ

IT部門では、定期的にセキュリティチェックを行っています。社員が使用するパスワードの強度についても確認し、必要に応じて改善を促しています。Bitwardenにより、社員のアクセス管理が容易になり、退職者が利用していたIDやパスワードの管理もスムーズに行えます。これにより、企業のセキュリティを高めることができます。