アストンマーティン新型Vantage、IMSAでの優勝
2024年7月15日、カナダのカナディアンタイヤ・モスポート・パークで、アストンマーティンのパートナーチームであるHeart of Racingが圧倒的な走りを見せ、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTDクラスで優勝を果たしました。この勝利は、新型Vantage GT3にとって GDTクラスでの初優勝となります。
レースにはカナダ出身のIMSA GTD王者ロマン・デ・アンジェリスとアメリカのドライバー、スペンサー・パンペリーが参加。デ・アンジェリスにとって、母国カナダでのレースでの優勝はこれで2度目。この日、彼らは終始リードを維持し、ライバルに差をつける余裕を見せました。
レース終盤にはフルコースイエローが発生し、緊張感が高まりましたが、彼らは冷静さを失わず、見事に優勝を手にしました。これは、3週間前のワトキンズ・グレンでの結果から続く好調を反映しており、アストンマーティンの実力を再確認させるものでした。
今回の勝利により、アストンマーティンVantageはIMSAのGTクラスで13回目の優勝を達成しました。Heart of Racingにとっても、アストンマーティンとタッグを組んでからのIMSA参戦で8度目の成功を収めることになります。また、参加した全ドライバーが力を合わせた成果として、高い競技成績を維持しました。
Heart of Racingのチーム代表、イアン・ジェームスはこの日の結果について、「素晴らしい日であり、Vantageにとって印象的な勝利となりました。チーム全員の努力が実を結んだ結果であり、これからもこのような瞬間を期待しています」と喜びを表現しました。
また、アストンマーティンの耐久モータースポーツ責任者であるアダム・カーターは、「新型Vantage GT3が全力を発揮し始めていることを嬉しく思います。このレースから、我々の競争力が高まっていることが証明されました。将来的にはVantageでの初勝利が見えてきたとの手応えを感じています」と述べました。
次戦は8月4日に米国のロード・アメリカで行われる予定です。Heart of Racingは、WECのブラジル戦でも高いパフォーマンスを維持しており、今後のレースでのさらなる活躍が期待されています。
アストンマーティンはその卓越した技術とデザインで知られ、ハイパフォーマンスカーの生産に注力しています。1913年の創立以来、スタイル、ラグジュアリー、パフォーマンスを融合させ、世界中で愛されるブランドとして成長を遂げています。今後も新型Vantage GT3の成功は続くでしょう。