焼肉店倒産、過去最多
2024-07-03 10:52:08

焼肉店倒産、過去最多ペースで増加!円安による牛肉高騰が経営を直撃

焼肉店が消える?過去最多ペースで倒産が続出!



近年、人気が高まっていた焼肉店だが、2024年は厳しい状況が続いている。帝国データバンクの調査によると、2024年上半期に発生した焼肉店の倒産件数は20件に達し、前年同期比で約2.5倍に増加。年間では過去最多だった2019年(26件)を上回るペースで推移しており、今後も増加傾向が続くと予想されている。

この倒産増加の要因として、円安による牛肉高騰が挙げられる。2023年度には、焼肉店を中心に展開する外食企業の34.8%が赤字に転落し、64.6%が業績悪化に見舞われた。これは過去10年で2番目に高い水準だ。

輸入牛肉だけでなく、豚肉などの価格も高騰し、電気・ガス代や人件費などの店舗運営コスト増加と相まって、経営を圧迫している。さらに、消費者の値上げ疲れから客足が減っている現状では、大幅な値上げも難しく、小規模な焼肉店は特に厳しい状況に追い込まれている。

厳しい経営環境の中、生き残りをかけた戦いが続く



焼肉店は、コロナ禍でニーズが高まり出店が相次いだことで、顧客獲得競争が激化している。さらに、円安による牛肉高騰と消費者の値上げ疲れが重なり、経営はますます厳しさを増している。生き残りをかけた戦いが続く中、多くの焼肉店は新メニューの開発や店舗の雰囲気・サービスの向上など、創意工夫を凝らして顧客満足度を高めようとしている。

今後も、牛肉価格の動向や消費者の財布事情に左右され、焼肉店の経営環境は厳しい状況が続くと予想される。しかし、創意工夫と努力によって、生き残りを目指す焼肉店は少なくない。今後の動向に注目したい。


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