幼体トリケラトプス登場
2025-11-06 13:12:49

世界初の幼体トリケラトプス化石がフィリップス・オークションで出品!

世界初の幼体トリケラトプス化石がフィリップス・オークションで出品



フィリップス・オークションが、11月に開催されるモダン&コンテンポラリーアートのセールにおいて、世界で初めて発見された幼体トリケラトプスの化石「Cera(セラ)」を出品します。この珍しい化石は、約6,600万年前の白亜紀後期に生息していたジャブナイル(幼体)のトリケラトプスであり、そのサイズは173 1/4 × 59 × 47 1/4 インチ(約440 x 150 x 120 cm)で、予想落札価格は250万〜350万米ドルに設定されています。

このオークションでは、モダンアートと並ぶ形で、自然史の驚異的なオブジェが出品されることが話題となっています。つまり、アートと科学が交差する画期的なイベントが実現するのです。このセールは特別セクション「Out of This World」の一環として位置づけられており、稀少な化石や自然界の特異なオブジェクトが揃います。

トリケラトプス化石の特異性



トリケラトプスは、その特徴的な角とフリルの形状で知られ、多くの恐竜の中でも特に人気の高い種です。しかし、完全な幼体の化石は非常に稀であり、これまでの発見では成年のものがほとんどです。「Cera」は、唯一無二の完全な幼体として、世界中のコレクターにとって歴史的な瞬間を刻むことになりそうです。

この化石は、2016年にサウスダコタ州のヘルクリーク層で発見され、正式に「Cera」と命名されました。この名称は「リトルフット」という映画のキャラクターに由来しており、恐竜の普遍的な魅力を象徴する存在となっています。

保存状態と展示予定



驚くべきことに、「Cera」は全身骨格の約3分の2以上がオリジナルで、他の年齢層の恐竜化石と比較しても極めて優れた保存状態を誇ります。頭蓋骨や脊椎、四肢の主要部分はオリジナルの骨格が保持されており、何よりも脚部の保存状態は素晴らしく、トリケラトプス化石の中でも最高レベルの保存状態を示しています。

11月19日のイブニングセールに向けて、「Cera」は一般公開され、訪れる人々にその姿を披露します。フィリップス・オークションのプライベートセールス部門の会長であるミーティ・ハイデン氏は、「このオークションは、現代のグローバルコレクターが求める稀少で新しい出会いを提供する場となります」と語ります。つまり、このオークションが新たなコレクション体験をもたらすことが期待されています。

自然史オークションの第一人者との提携



フィリップス・オークションは、自然史オークションの権威であるクリスチャン・D・リンク氏と提携し、自然史の観点からも希少なオブジェクトを収集することに注力しています。リンク氏はフィリップスとの新たなチャプターの開始にあたって、「コレクターに新たな歴史の一端を紹介することで、新しい発見の扉を開く仕事をしている」と述べています。

この「Out of This World」セクションでは、トリケラトプスに留まらず、驚異的な保存状態を持つステゴサウルスの骨格や、巨大な金塊「The Thunderbolt」、25億年前のタイガーアイのセグメンテーションなども出品される予定です。このオークションを通じて、現代アートと自然史が融合し、コレクターたちにとってかつてない体験が提供されることでしょう。

開催場所と日程



この特別なセールは、ニューヨークの432 Park Avenueで開催され、モダン&コンテンポラリーアートイブニングセールは2025年11月19日5 PM ETに、また「Out of This World」セールは2025年11月20日11 AM ETより行われます。フィリップス・オークションは、アートとデザイン、高級品の交差点として、多くの人々にとってインスピレーションの源となる場所であり、今後の展開にも期待が高まります。


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会社情報

会社名
Phillips Auctioneers Limited
住所
東京都港区六本木6−6−9 ピラミデビル 4F
電話番号
03-6273-4818

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